犬が伝えたかったこと
今回ご紹介する本は
『犬が伝えたかったこと』
ドッグカウンセラー 三浦健太 著 サンクチュアリ出版
選書理由
この本は、犬が大好きな次女がおすすめしてくれた本です。
紹介されるエピソードは実話をもとにした犬との物語で、驚き、ほっこり、悲しみ、喜び、など心動かされるエピソードばかりでした。
犬ってこんなことするのか!
そんなこと考えてんの?
うちの犬もこれよくやってる!
みたいな話もあり、夢中で読んじゃいました♪
エピソードは20話あり、各物語の前には著者のコラムが3ページずつあります。
このコラムがとても勉強になりました。犬の特性だったり、 しつけに関する知識をわかりやすく学べます。
また、著者の犬に対する愛情もビシビシ伝わってきました。
やわらいタッチのイラストも素敵です♡
本の感想
「犬を飼うということは命を預かる重大な仕事である」
簡単な考えでは犬も飼い主もお互いに不幸になってしまいます。
我が家も犬を飼いだして5年がたちました。この本のエピソードでも、多くの家庭が犬の飼いはじめは大変な思いをしているようです。
時間をかけて一緒に生活することで、お互いの信頼関係も育っていくんですね。
犬って思っていた以上に飼い主の感情を読み取っているし、意思表示していることに驚きました。
いろんなエピソードを読むことで、犬の性格もいろいろあることを知りました。
飼い主の関わり方次第で犬との関係性を改善できたり、悪化させてしまったり・・・。
本をとおして、犬がつたえたかったことはどんなことなのか、ちょっとだけわかったような気がします。
大変なこともたくさんあるけど、犬がいてくれるおかげで家族の絆が強くなったりします。
犬のことで会話が増えたり、毎日の散歩で健康が増進されたり。
なにより、飼い主に対する一途な想いに感動します。
犬はこの人が自分の主人だと決めたら、何があっても嫌いになることはないそうです。
時には自分の命をかけて主人を守ろうとします。
いろいろなエピソードのなかで共通していえることは、犬から教えられることはたくさんあるな~ということ。
この本のおかげで、犬からのメッセージをより強く感じられるようになりました。
ちょっと余談
うちの愛犬は普段からめちゃくちゃビビリで臆病な性格。
だけど、縄張り意識が強いのか?
知らない人が訪問すると、すごい迫力で吠えています。
最初はこの威嚇する「吠え」をやめさせようとしていました。
叱ってみたり、おどかしてみたり。
でもよくよく考えたら、我が家を守ってくれてるんじゃないか?と思うようになったんです。
本当はビビリなのに、こんなに一生懸命頑張ってる。そんな風に思えてきました。
それからはこの習性を認めて、危険がないようにだけ気をつけるようにしています。
もしも、不審者が忍び込んできた時には、これ以上心強い相棒はいません。
なんせ、命懸けで守ってくれるのですから!
このはなし、愛犬くんはなにも変わってないけど、私の捉え方が変わっただけで、無駄吠えする迷惑犬→信頼できる最強の番犬へと変化したのです!!
まとめ
犬を飼っていて、時々考える。犬の寿命は短いという事実。おそらく私達家族のなかで一番最初にお別れすることになるでしょう。
そんなことを思う時、愛犬くんがうれしいことをしてあげられているだろうか?と自問自答します。
この本のコラムで、「犬は過去も未来も考えない。ただ今を生きている」という言葉がありました。
これを読んで、今、この子にしてあげられることをできる範囲でやるだけでいい。と思えました。
犬は飼い主が「ただ抱きしめるだけ」「やさしく撫でるだけ」で幸せなのだそうです。けっして多くのことを望みません。
人間よりも愛情を感じる感度が高いのかもしれませんね。
いつかくるお別れの時に後悔しないよう、些細なことでもいいから触れ合っていきたいなと思いました。
そろそろ散歩の時間なので、今日はここまで。。。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた・・・。
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