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学び方の入門書!『頭のいい人の独学術』

今回ご紹介する本はこちら↓

『頭のいい人の独学術』斎藤孝著~ポプラ新書

みなさんはなにか独学で学んでいることがありますか?

気になったことや知りたいことはすぐに調べることができる時代です。

この情報化社会の中で、自分の学びを深めるにはどうしたらよいのか?

斎藤孝さんはこの本で「独学の極意」を記してくれています。

日々浴びせられる情報を活かすも殺すも独学しだい。

物事の本質をつかむ「学び方」の入門書といえるでしょう。

おすすめポイント

学んだ直後に「30秒プレゼン」をする

斎藤さんは「学びとアウトプットはセットでなければ意味がありません」とおっしゃっています。
映画を観たり、ドラマやアニメ、ニュースなどなど。なんでもいいから30秒で話してみる。家族や友人、パートナーに感想を伝えてみてください。
その情報は「話す」という立派なアウトプットになり、記憶に定着していきます。これも一つの学びなんですね。

学びの心理的抵抗をなくすコツ

①頭のいい人と自分を比較せず、自分の能力を決めつけない
これはめちゃめちゃ心にぶっ刺さりました!
私は時々こんなふうに思ってしまいます。
「ポンコツな俺なんかが勉強しても意味ないんじゃないか?頭のいい人は特別で、苦手なことはきっと成長しない」みたいなことを。。。
これが学びのブレーキとなっているのです。
この言葉を読んで、人と比較することのバカバカしさに気づけました。
「独学」は自分のためにするものであって、比べるべきは過去の自分なんだ!自分の成長にだけフォーカスすればいいと思えました。
それに、苦手だと思い込んでいるなは自分で、可能性を潰しているのも自分自身だったのです!
いや~目からウロコとはこのことです。

②人から求められたときが学びのチャンス
これまでやったことがないお願い事をされた時や、未経験の仕事を振られた時。怖いと感じたり、不安になって逃げ出したいと思うことは当然です。ですが、逆の視点でみるとネガティブなことばかりではありません。このお願い事を引き受けて経験したことは、必ず自分自身の成長につながります。たとえそれが失敗したとしてもです。逆風は時には必要で、可能性は広がります。

勉強と趣味は同じだと思って楽しむ
博識で有名なビートたけしさんや所ジョージさんは好きなことを好きなだけで終わらせず、知識や技術を学んで、自分のものにしていくから世界が広がっていくのです。私もこの歳になって(43歳)やっと勉強が楽しく思えるようになってきました。いろんなことに興味が広がっているのです。「これ好きだな!おもしろいな!」と思えたことを、できるだけ深く学ぶように意識しています。

まとめ
独学の方法は人それぞれあると思いますが、この本は資格試験や大人の学び直しにピッタリの入門書だと思いました。
後半にはいろんな学問の面白さや奥深さを紹介しています。読んでいて「数学はそんな面白さがあるのか」「古典ってこんなにすごい作品なのか!」という発見がありました。
独学するみなさんへ、勇気と希望をあたえてくれる一冊です☆





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