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【透き通った本当のたべもの】
今朝、畑で作業をしながら、ミニトマトを摘み食いした時、唐突に閃きました。
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「わたし、宮沢賢治が書いていた "透き通った本当のたべもの" が分かりかけている気がする」
と。
9年前(2015年)にエキサイトブログで書いた記事を思い出し、読み返してみました。
2015年は、わたしはまだ畑には出会っていません。
来る日も来る日も点描画を描いていた時期でした(個展に向けて創作をしていたので。創作したアートの一部をマガジンにアップしています)。
以下は、9年前のブログ記事の引用です。
■透き通った本当の食べ物■
2015-01-30 08:12 記述
◎メモです◎
宮沢賢治さんの作品で、とてもとても大好きな箇所があります。
「注文の多い料理店」の序文です。
その中に「すきとおったほんとうのたべもの」(透き通った本当の食べ物)という表現があります。
わたしにとって、それは絵だったり、写真だったり、物語(読書)だったりします。
口から入れる食べ物は、カラダを維持することに必要だけれど、心(魂)の食べ物って、ちょっと違うと思う。
ずっと思っていたのでしたが、、。
その食べ物は、きっと人によって違うのでしょう。
わたしは絵を描いたり、ときには写真を通してだったり、良書と出会うことで、心の栄養を得ています。
想像力って、大切だって思うんです。
わたしが、どれだけ想像力に助けられてきたかは、
それは、わたしにしか分からないことですが。
多くの人に、想像力のチカラを提唱していけたらと思います。
2015年1月30日の朝にて。
<『注文の多い料理店』の序文>
わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風を食べ、 桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。
またわたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、いちばんすばらしいびろうどや羅紗(らしゃ)や、宝石いりのきものに、かわっているのをたびたび見ました。 わたくしは、そういうきれなたべものやきものがすきです。
これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらやら鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです。
ほんとうに、かしわばやしの青い夕方を、ひとりで通りかかったり、十一月の山の風のなかに、ふるえながら立ったりしますと、もうどうしてもこんな気がしてしかたないのです。
ほんとうにもう、どうしてもこんなことがあるようでしかたないということを、わたくしはそのとおり書いたまでです。
ですから、これらのなかには、あなたのためになるところもあるでしょうし、ただそれっきりのところもあるでしょうが、わたくしには、そのみわけがよくつきません。
なんのことだか、わけのわからないところもあるでしょうが、そんなところは、わたくしにもまた、わけがわからないのです。
けれども、わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾(いく)きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。
9年前の、わたしに伝えたい。
アートは心(魂)の食べものでもあったけれど。
9年後のあなたは、宮沢賢治が書いていた「すきとおったほんとうのたべもの」に。
もっともっと近づいているよ。
9年前のあなたが、毎日、毎日、絵を描いて創造をしていたように。
今は、毎日、毎日、畑に身を置いて、自分の世界を創造しています。
緑の中に身を沈めて、植物と触れ合って、風や光や水から言葉をもらって、土と会話をしながら。
そのエネルギーを食べている。
そう。今は「エネルギーを食べている」という表現しか、できないなぁ。
まだ、はっきりとした文字にはできないけど。
いつか、ちゃんと説明できる人になりたいなって思う。
ということで。
9年後の、あらためてのメモ書きでした。
今朝の畑の一コマです。
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ポラーノの広場に行けるかな🍀
今日はお昼から雨予報。
夫は仕事から帰っての畑作業ができないので。
指令が、わたしに下りました。
「畑のキャベツ、ひとつ収穫しておいて」
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しばらく眺めていたら、この子が挙手してくれた(ように思った🍀)。
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このキャベツで、ザワークラウトを作ってみます✨
なんだか近頃、発酵に関するページばかり目にしちゃうんですよ。
酵素シロップを作って飲み始めてから、急激に発酵にハマってきています。
これって、やっぱりあれだな。
わたしの「腸の神さま(微生物)」が、わたしを操っておられるのだなぁ。🦋💕
神さま「次のミッションは発酵じゃ!このまま進むのじゃ!」
わたし「はいっ。😆ワクワクすることに繋いでくれて、ありがとうございますっ」
想い赴くままに楽しんでみます💐
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