無限の淵
魂と
無限の淵で
水あそび
⭐︎
無限の淵へと
飛び込む
その
ふところに
ゆだね
戯れ
浮かんだり
潜ったり
しぶきをあげたり
裸ん坊のわたしは
今
魂とひとつだ
⭐︎ ⭐︎ ⭐︎
ここ数日。
暑い日が続いたせいなのか。
色のない大きくて深い空間で、輝く水と戯れるイメージが浮かんでいました。
氣持ちのよい水音。初めての感触。その光景の美しさ。
言葉にしたいな、と願って生まれたのが「無限の淵」。
真っ暗なはずなのに暗くはなく、軽やかなのに何かが水のように満ちている。
うっとりするような美しさを湛える空間です。
⭐︎
そんな中、夜はみなさんのnote巡りをしていると、映画「プール」での感動を綴った記事に出会いました。
⭐︎
翌日は連休最後の日の午後。思いたって「プール」をみることにしました。
ネットをテレビに繋ぎ、いつもよりうんと前にソファを引っ張り出して。
⭐︎
美しい自然とゆったりと流れる時間の中で描かれる人と人との繋がり。
ひとりひとりはみな想いを秘めてそこに在る。それがわかるからこそ、互いに土足では踏み込まない暗黙のルール。
そこには、愛おしくて切ない日常がありました。
劇中で歌が歌として楽しまれる以外はBGMも一切なく。だた、ひたすらに、ありのまま。
最後のワンシーンで、小さな男の子の口からでた言葉は「魂」でした。
⭐︎
深く、静かに、穏やかに。じんわりと無限の淵まで染み渡る空氣感。シンプルで無添加な美しさがわたしには心地よかったです。
⭐︎
想えば、「プール」といいながらそこでジャブジャブ泳ぐ人なんて誰もいなかった訳ですが・・・。
「無限の淵」のような役割を、あのプールが担っていたのだと、書きながら今氣づきました!
個人的には、もたいまさこさんが登場した時の第一声にしびれました。
その安らぎに満ちた穏やかな声色は、まるで大地と深く響きあっているような魔力にあふれていました。
あんな声で語り掛けられたら・・・。わたくし、とろけてしまいますよ、笑!
⭐︎
何もないからすべてある。
自然の成り行きが美しい映画、「プール」でした。