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新しい扉が開かれる
秋でなくても一年中本を読むが、いつも好きな本を読んでいるわけではない
本当は砂糖のように甘い恋愛小説を読み、非現実の世界にどっぷりつかりたいのに、いつも読んでいるものは人から勧められた本ばかり
勧められるだけなら、読まないこともできるが
みんな私の部屋に本ごと置いていくから本がどんどん溜まっていく
みんなが置いていった本は今の所14冊あって私の目の前に置かれている
平積みでおいていると景色がよくないから、きな粉もちガエルのガチャガチャで手に入れた、緑のカエルを乗せて毎日可愛がっている
名前はモエギちゃんという
本来はただの玩具も本の上に乗せると、本の番人のようになるから不思議である
モエギちゃんに見守られながら、遠藤周作を読む
この著者は、ネスカフェゴールドブレンドの「違いの分かる男」で有名だったらしいが、私が知ったのはほんの数か月前
訪問看護の利用者さんから勧められた
こういう時は自分の趣味でなくても素直に本を読むことにしている
利用者との関係性づくりのきっかけになるからだ
実際に勧められた本はどれも面白く、自分の世界を広げてくれる
きっかけは仕事でも、私は自分のスキをまた一つ見つけることができたのだ
遠藤周作さんのエッセイ、小説を数冊読んだ
使いまわされる内容もいくつかあったが、考え方や生き方が素敵で、素直で読むとワクワクする
私は読書がすきだ、アロマも、手芸も、園芸も、料理も、ゲームも、ショッピングも、旅行も好きだ
スキがたくさんあって、「暇を持て余す暇もない」(森見登美彦の有頂天家族より)
1日本を読み漁る日もあれば、何週間も読まないときもある
そんな中でも、おすすめの本はどんどん溜まって新しい世界の扉が開かれる瞬間を待っている
これを幸せといわずなんという
秋が終わるこの瞬間も読書をする幸せをかみしめるのだ
きな粉もちガエルのモエギちゃんと一緒に