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旅に出ること

わたしは若いうちに旅をするべきだと思う。
もちろん人それぞれ人生はあって、思うように行けない方やそれ以前に旅に興味のない方もいるかと思う。
これはわたしの感覚や感性の話である。
とはいえ、わたしも最初から旅が好きだった訳ではない。
むしろ旅に対する漠然な不安しかなかった為、行くのを避けていた面もある。
そんなワタシがなぜ、旅をするようになったのか。
それは何となく未熟な人間として"自立"したいとか1人でも動けるようになりたいと思っていたからだとおもう。
きっかけはそんなことだった。
確か、旅という認識で行ったのは最初は宮城県だった。
初めて自分で新幹線のチケット、宿をおさえた。
当日はずっとソワソワしていたのを覚えている。
新幹線乗り場でも特急券と乗車券を併用するのがいまいち分からなく改札で苦戦したのも良い思い出だ。(今でもやりそうだが..)
ただその旅を経てから確かに自分の世界は広がったと思う。
もちろん、失敗は山のようにする。
現地でとことん迷う、飛行機に乗り遅れる、航空券を失くす。数えたらキリがない
だが今まで誰かに頼り切っていた人間が自分で考えるようになったというだけでも立派な成長だと思う。
旅は人を成長させてくれる。
先日行った、台湾旅行は顕著だ。

本当に現地では孤独を感じることがあった。
日本では余程の田舎や山奥などでなければどこにいてもどうにかなりそうな空気がどことなくある。
ただ、海外となるとそうはいかない。
本当にこの場にいたら自分は一生帰れないんじゃないか?誰にも気付かれずポツンといなくなるんじゃないか?
と初めて不安、恐怖を感じた。
ただ、その経験は決して嫌なものではなく、これからの人生において大きな財産になる。とワタシは直感的に思えた。
私の現時点の夢は世界の景色、文化を自分の足で訪れて、自分の目で直接観ること。
旅は浪費ではなく、自分に対する大きな投資だと思う。
全く旅に出ないで、自分の世界で生きてきた人、沢山旅に出て、色んな世界をみた人。
ワタシは後者と話をしたい。
いつだって夢を抱いている人はカッコよくみえる。
若いうちにとことん旅をしたいと思う。
たくさんの情けない失敗談、くだらない笑い話をもっともっともっと増やしたい。
その結果、婚期が遅れようと現実的に生きろと笑われようとワタシは旅に出る。
そうしていずれ満足出来た時に少しは格好が良い大人になっているんじゃないかな。

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