💗【文章術】武炭宏（Hiro）さんの記事を添削してみた【note攻略法】

みなさま、ごきげんよう。

今回の記事はいつものと違うわ。

わたしのサロン内で
添削希望の記事を募ってみたの。

心理ビジネスLABO｜💗かぜ💗心理Webライターのnote攻略法

そうしたらいたのよ。

こんなわたしに
添削をして欲しい人が。

サロン会員の武炭宏（Hiro）さんよ。

そして以下が添削前の記事。

【添削するにあたり気を付けたこと】
　☑ 「・」の使い方
　☑ 文言の統一
　☑ 同じ意味を持つ言葉を削除
　☑ なくても問題なさそうな部分を削除
　☑ 長文を分割

記事はノンフィクションの物語だから
小説として添削してみたわ。

そしてここからは
わたしが添削したものよ。

---

僕のターニングポイント

振り返りを振り返る
庵忠 茂作(あんちゅう もさく)さんの
企画【清水カップ】への参加です。

お題は『私のターニングポイント』
それではさっそくいってみよー

僕にとってのターニングポイントは
会社の先輩の死だった。

あれは確か・・・

2012年の冬。

僕は大型設備の立ち上げのため
出張で台湾に来ていた。

正月前の駆け込み需要で
台湾全体がバタバタしていたころの話だ。

そんなある日
僕の携帯に上司からの着信が・・・。

んっ？部長？

なんで上役から
僕みたいな下っぱに？

なにかヤバいトラブルか？

まぁしょうがないか・・・。

僕は緊張しながら電話に出た。

「はいっ！武です」

「部長！お疲れ様ですっ！」

「えっ？ごめんなさい。
　ちょっと電話が遠くて・・・」

「ああ、はい。えっ？先輩が！？」

「えっ・・・なんで・・・」

「あっ、はい！聞こえています」

「はい。わかりました。
　他のメンバーにも伝えます」

「はい。では失礼します」

プー、プー、プー

・・・。

そんな

・・・。

ウソだろ

・・・。

いや、ぜったいにウソだ。

先月、本社で会ったときは
いつもと同じ大きな声で

「がっはっはー」と

楽しそうに
冗談言って笑っていたのに・・。

そんな

なんで・・・。

きっと何かの間違えだ。

だって・・・。

＊

＊

＊

死ぬなんて。

べつに体調も悪そうじゃなかったし

まだ若い・・・。

あ、そうだ！

メンバーに伝え

・・・。

でも・・・

ありえない。

ウソだ！

ウソだろ・・・。

おかしいよ

・・・。

ハハ、きっと何かの間違え・・・。

そうだ！

きっと手の込んだ
ドッキリかもしれない。

おちつけ。

あのA先輩だぞ・・・。

ハハハ。

そうだな。

こりゃドッキリかもしれないぞ。

まぁメールでも確認して

少し落ち着いてから
現場に行くか。

部材や図面が散乱した
簡易休憩所にある机の上で

僕はノートパソコンを開いた。

そしてOutlookを起動。

受診中のバーが伸び
新着メールが10件。

そこには

えっ

なんだコレ。

【訃報】って。

おいおいっ

・・・おい・・・。

なんだよコレ！

僕はしばらく画面を見ながら
立ち尽くしていた。

すると後ろから
後輩が声をかけてきた。

「武さんメール見ました？
　A先輩・・・亡くなったって・・・」

「ああ、さっき部長からも電話があった・・・」

「でも武さん。A先輩ですよね？」

「だってオレ
　出張前に声かけられたけど
　めっちゃ元気そうでしたよ？」

「ああ、オレも・・・
　まだよく分からない・・・」

「とりあえず
　全員で集まってミーティングをしよう」

「わるいけど
　みんなに声をかけくれ」

「わかりました・・・」

「でも武さん。顔が真っ青ですよ」

その日はお客様のところに
大型設備を納品する日だった。

しかし先輩と親しかった数人は
現場を後にして帰国することに。

僕はまとめ役であったため
現場に残ることにした。

納品した設備は運悪く不具合が発生。
大規模な修理が必要となった。

それらの事後処理をすべて終え
約一ヶ月後に日本へ帰国。

先輩の葬儀には参列できなかった。

その後僕は
一人でお墓参りに行くと決めた。

先輩の実家は長野の山奥にあり

僕が住む場所からは
車で5時間くらい掛かる。

カーナビをたよりに
お墓を目指す。

運転中にラジオからは
陽気な音楽が流れていた。

そのとき無性に腹が立ち
ラジオを止めて無言で運転。

それでも少し寂しくなり
iPhoneで音楽が流す。

アジカンの
『君の街まで』が
エンドレスで流れていた。

時折り耳にするのは
カーナビの音声。

あとはエンジンとエアコンの音だけが響いている。

どうしてオレは
一人で長野の山奥になんかに・・・。

ふと涙がダラダラと流れ出した。

先輩の実家がある最寄りのインターを降りる。

カーナビに従い

くねくねとした山道を登ると
小高い山にお寺が見えた。

「あれか・・・」

次第にお寺へと近づいていく。

到着すると

乗用車を5、6台分のスペースがある
駐車場に車をとめた。

そして出掛ける前に買った
ライター、ロウソク、線香

それに白い菊をビニール袋に入れ
墓地へと向かう。

そこには

真っ黒な鏡面仕上げの墓石が
いくつも並んでいた。

僕はお墓参りを
ほとんどしたことがない。

勝手は分からなかったが

入口付近にあった桶に水をくみ
ひしゃくと一緒に墓前まで持っていく。

墓前まで来ると

しばらく墓石を眺め

くんできた水を

ぴしゃ

ぴしゃ

と数回に分けてかけ
ホコリを洗い流す。

そして花をたむけ

ロウソクに火を付けた。

その後
ビニール袋から線香を取り出し

ロウソクの炎で火を灯して墓前にたむける。

しばらくの間

僕は煙が上がっていくのを眺めていた。

ふと墓石の右側面に目をやると

先輩の亡くなった日が
刻んであった。

あっ、そうか。

やっぱり先輩は
亡くなったんだ。

亡くなって一カ月が経ち
ようやくそれを実感した瞬間だった。

僕の目からはぶわーと涙が溢れ出す。

「早いよ・・・先輩。早すぎるよ・・・」

悲しいはずなのに

涙が溢れ出したら
ホッとしている自分に気がつく。

なんで涙が止まらないんだ・・・。

「ははっ、なんだこりゃ
　止まらん。ヤバい・・・」

そうか

やっぱり死んじゃったんだ。

本当に死んじゃったんだ。

なんだか
悪いことをしたような気分になり
慌てて手を合わせた。

その瞬間

確かに何かが変わったのだ。

僕はあの日あの瞬間

まったく違う生き物になった気がする。

先輩の分もちゃんと生きなきゃ・・・。

心の中でそう誓った。

今思えばあのときが
僕のターニングポイントだった。

-終わり-

ねぇあなた。
わたしのオンラインサロンに入会するでしょ？
当然よね。

え、嫌なの？じゃいいわ。

べ、べつに
あなたなんかに
入会して欲しくなんてないんだからね。

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この記事はここまでよ。
あなたにとって素敵なnoteライフを。

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