牛肉/本の装備/セロハンテープはやめてね


牛肉の肩の切り落とし170グラムを、焼きしゃぶ風にして全部1人で食べてしまった。どんだけ牛肉を欲していたんだ。仕事中もずっと牛のことを考えたので、大満足。


家庭にある本と、図書館の本の違いは? と問われたら、なんと答えますか?

まず、見た目が大きく違うと思う。公共図書館の本には、大抵フィルムがかけられている。あのフィルムは、正式名称は「ブックコートフィルム」というらしいが、わたしの周りは「ブッカー」と呼んでいる。
わたしの図書館は指定管理者制度による運営のため、だいたいの新刊本は本社の倉庫から送られてくる。そのため、わたしたちのもとへ届いた時にはすでに請求記号ラベルやバーコードが貼られ、ブッカーで装備されている。(資料を利用者へ提供できる状態にすることを、資料を装備するという)
しかし、時々自分たちで本を装備しなくてはならないことがある。いや、児童図書館員に関してはしょっちゅうある。寄贈を受けたり、利用者が破損・紛失するなどして弁償してくださった本は、書店で売られているそのままの姿なので、そういった本は、わたしたちの手で装備して、利用できるようにする。
この業務は、好きな人と嫌いな人で大きく分かれる。工作が得意だったり、手先が器用だったりすると、割と好きだという人が多い。失敗が許されず、慣れてしまえばそうでもないのだけれど、まあまあ複雑な工程ということもあり、嫌いな人も一定数いる。ちなみにわたしは好きなほうだが、つい先日3時間ほどぶっ通しでやったばかりなので、しばらくやりたくない。(業務を溜めていた自分が悪い)


どうやらブッカーはホームセンターなどでも買えるらしい。知らなかった。お気に入りの本を綺麗に保ちたいというかた、是非やってごらんあれ。


あと余談でありながら大事な話。弁償についてですが、もし本を破ってしまっても、絶対にセロファンテープで直さないでください。そこから本の傷みが急激に広がります。どうぞ、正直に申し出てください。(程度によっては弁償にならないこともあるのです)
前提として、借りたものは、そのままの状態で返すのがルールということをお忘れなく……。

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