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【小説紹介】『ぼぎわんが、来る』三章読了!!

こんばんはー、春稀です☘️
いつも冒頭はフルネームで自己紹介してますが、今日から気持ちポップにやっていきたいと思います。

ようやくですよ!!
『ぼぎわんが、来る』三章を読了いたしました!!👏

読み終えたのは9月頭……
え? じゃあ何で投稿こんなに遅れたのかって?

申し訳ありません!!
実は、他の小説に没頭していて更新忘れてましたーっ!!


ガチです……本当に更新を忘れていました。
人は集中すると、他のこと忘れるんですね……(反省)

というわけで今回は、『ぼぎわんが、来る』三章の紹介をしたいと思います。

二章までの説明はこちらから!!⬇️


三章の主人公は、前章に登場した真琴の相棒?であるオカルトライター野崎昆

野崎は、田原家を苦しめる怪異【ぼぎわん】について、霊能力者の真琴と共に調査をしていました。ところが、その最中に真琴がぼぎわんに襲われて毒を受け、瀕死の状態になります。また、田原の一人娘である知紗もぼぎわんに攫われてしまい、《おやま》に連れて行かれるのでした……

毒を受け入院してしまった真琴の看病をする野崎の元に、ついに最強霊能力者、比嘉琴子が現れます。彼女は、ぼぎわんが田原家を狙う原因を調べ、とある《魔術符》が全ての元凶であることを突き止めます。

そして、ぼぎわんが口にしていた《おやま》の正体も判明するのでした。


ここまでが、三章のあらすじ。

ここから一気に琴子の出番が増え、彼女の能力の強さを思い知ることになりました。めっちゃつえーし、彼女を敵に回した時には、もう逃げ場はなさそうです……💦

ぼぎわんの正体もここでさらりと説明されますが、やはりホラー小説お得意の「焦ったさ」が発動……

恐らくこうして生まれたのではないかという推論が出てきますが、断定するわけではなく、あくまで比嘉琴子の考えであり、それを証明できる根拠は僅かなものしかありません。

結局、琴子の勝ちとなりますが、ぼぎわんの正体は最後まであやふやなままでした。

噂というのは、実際にあった何らかの出来事を元にして生まれることが大半。このぼぎわんという怪物も例外ではなく、その昔、人々がやむを得ずやってしまったある行為がきっかけで生まれることになりました。

ぼぎわんは単なる恐ろしい化け物というだけではなく、それが生まれた背景に、その時代ならではの悪習までしっかりと書き切っているのが澤村伊智さんの作品なんです。

ですが、遠い昔に起きた出来事であり、現実問題として文献が少なかったり、語り継ぐ人がほとんどいないため、掻き出した僅かな証拠を並べて考えたあくまで《推測》であり、《答え》ではないこともまた風味を出しているなぁと感じました。

敢えて正体をはっきりさせないことで読者に恐怖や不安を抱かせる。ホラー小説ではよくある手法で、この作品も最後は「え……」となる結末を迎えることになります。

田原親子がこの先も幸せに暮らしていることを切に願いますが……


これで『ぼぎわんが、来る』の紹介は以上になります。

次回はどれを紹介しようか悩み中😫
今2冊を同時に読んでいて、ぼぎわん含む3作品が既に読了してます。

何が出てくるかは次回のお楽しみということで!

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