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「ラーゲリより愛を込めて」を見た(ネタバレあり)二宮和也さんの鬼気迫る演技がスゴイ!


はじめに

この映画は、第二次世界大戦末期にロシアの満州侵攻の際に捉えられ、ハバロフスク(いわゆるシベリア)の収容所に遅れてしまいまった山本旗男(二宮和也さん)が収容所内でいかに希望を見出して、家族がまつ記憶の道を探っていったかを描いたものです。
山本旗男の情報については、Wikiの該当欄をご確認ください。

抑留中されているところがシベリアで、外での労働がメイン、且つ食事も質素ということで、とにかくバタバタと仲間が亡くなっていく環境下で、山本旗男は仲間の人たちにも、どんなことがあっても、帰国を諦めないという姿勢が、松田研三(松坂桃李さん)、新谷健雄(中島健人)、相沢光男(桐谷健太)、原幸彦(安田顕)をメインに収容所にいた人たちに伝染していきます。


二宮和也さんの鬼気迫る演技に圧倒される

外見的に強さを表現しないで、希望を失わない強い意志を持っているというところを園芸で表現するのは本当に難しいところだと思うのですが、二宮和也さんはここを見事に演じきっていいました。
また、演技もさることながら、外見についてもビックリするくらい変えてきて、二宮和也さんのこの作品いかける熱意がビンビン伝わってきました。
特に後半の現地は本当に鬼気迫る物があり、見ていて思わず唸ってしまいました。

ずるい展開

収容所の主な登場人物として前述した、松田研三(松坂桃李さん)、新谷健雄(中島健人)、相沢光男(桐谷健太)、原幸彦(安田顕)がいて、それぞれ個々に別々の理由から日本に帰る希望を失ってしまうのですが、山本旗男がそれを必死に励まし、未来への希望を持たせるよう説得するのですが、これがとても巧く終盤に効いてくるようになっていて、「ちょっとずるいな〜」と思いながらも、号泣していしまいました。
みえみえだと思う人もいるかもしれませんが、自分は最後まで気が付かなかったです。

北川景子さんの光る演技

この作品は抑留されてしまった山本旗男のシベリアでの生活と、辛くも日本に帰国することができた山本モジミ(北川景子さん)と子供達の日本での生活が切り替えられながら話が進んでいきます。
この、北川景子さんが演じる山本モジミは、夫が帰ってくると約束した言葉を心の支えにして、前向きに懸命に自分で子供たちを懸命に育てるのですが、北川さんがピッタリあってました。
おそらく、彼女の演技のうまさなんだと思いますが、シーンの対極をなす、且つもう一方が、演技力に定評のある二宮和也さんだったにも関わらず、シベリアのシーンに負けないシーンになっていました。

ちょっと古い映画ですが、ティッシュ半箱消費するくらい泣いてしまいました。
とてもいい映画でした。

それではまた次回!

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