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スウェーデン伝統料理 クリスマスのミルク粥 Risgrynsgröt のレシピ
2024/12/25追記:
より作りやすいレシピに改訂した記事を投稿しました。
ぜひ下記をご覧ください!
クリスマスの本場。北欧スウェーデン。
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スウェーデンではクリスマスは家族で過ごす大切なイベント。
そんなクリスマスの朝食やデザートに家族でいただくという、あま〜いミルク粥のレシピをご紹介します。
Risgrynsgröt(リースグリーンスグロート)は、バター・シナモンと煮込んだお米のおかゆ。
食べる直前に冷たい牛乳をかけていただくのが特徴です。
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お米がプルプルっと仕上がり、まるでプリンのよう。
ミルクのやさしい甘みと、バターとシナモンの香りが、お口いっぱいに広がります。
大切なポイントが、一粒だけアーモンドを入れること。
そのアーモンドを当てた人は、結婚する or とってもラッキーなことが起こる……のだとか。ロマンチックですね〜。
毎日食べたいくらいおいしい、とっておきのミルク粥です。
スウェーデンの伝統スイーツ♡
「クリスマスのミルク粥 Risgrynsgröt(リースグリーンスグロート)」
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生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。
完成まで40分〜50分ほどかかります。
記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!
【 材料 】(2人前)
▶︎ 生米 ・・・1/2合
▶︎ 水 ・・・400ml
▶︎ バター ・・・10g
▶︎ 牛乳 ・・・400ml
▶︎ シナモンスティック・・・1本
▶︎ レーズン ・・・大さじ2
▶︎ お砂糖 ・・・大さじ1〜2
▶︎ 塩 ・・・大さじ1/3
▶︎ アーモンド ・・・1粒♡
お好みで
▷ 冷たい牛乳(かける用)、シナモンパウダー、お砂糖、ジャムなど
【 レシピ 】
①厚手の鍋によく研いだ米、水400ml、バターを入れる。フタをせずに、鍋を中火にかける。
②お鍋の中がふつふつとしてきたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。ずらしてフタをした状態で、弱火に10分かける。
③牛乳400ml、シナモンスティック、レーズンを入れて、中火にする。表面がふつふつしてきたら、ごく弱火にして、ずらしてフタをした状態で20分煮込む。
④塩、お砂糖で味をととのえる。アーモンドを入れて、鍋全体をゆっくりとまぜ火を止める。
シナモンパウダー、ジャムなどと器に盛りつけたら完成!お好みでお砂糖、冷たい牛乳をかけて召し上がれ♪
【 つくりかた (写真つき)】
ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!
①準備
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水がにごらなくなるまで、お米(半合)をていねいに研ぎます。
カレーが作れるくらいの大きめのお鍋に、研いだ生米、水400ml、バターを入れます。
フタをせずに、鍋を中火にかけます。
ミルク粥はおかゆの表面に膜ができやすいため、大変吹きこぼれやすいです。土鍋だと高さが足りないかもしれません。4〜5人前のカレーが作れるくらいのサイズの、深さと厚みのある大きなお鍋がおすすめです。
今回は、ル・クルーゼ22cm鍋を使用しています。
②中火
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お鍋の中がふつふつとしてきたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜます。
鍋底に米粒が張りついているので、おたまではがすようにそ〜っとていねいに混ぜます。
菜箸をはさんでフタをした状態で、弱火に10分かけます。
お箸をはさむスタイルが一番吹きこぼれにくいです◎
③弱火
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牛乳400ml、シナモンスティック、レーズン(大さじ2)を入れて、中火にします。
今回はシナモンスティックがなかったので、シナモンの原型を入れました。
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シナモンの香りはかなり重要。シナモンパウダーでも良いので、ぜひご用意ください。
ふたたび表面がふつふつしてきたら、菜箸をはさんでフタをした状態で、ごく弱火で20分煮込みます。
とろ火と言っても良いほどの弱い火加減でコトコト煮ていきます。ときどき鍋の中をかき混ぜると吹きこぼれを防止できます。
水分が減りすぎて、今にも焦げついてしまうほどであれば、少量の水か牛乳を足します。
④仕上
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塩(小さじ1/3)、お砂糖(大さじ1〜2)で味をととのえます。
トッピングとしてお砂糖をふりかけながら食べるのもおいしいので、ほどほどの甘みにしておくのがおすすめです。
アーモンドを1粒入れて、鍋全体をまぜたら火を止めます。
大切なアーモンド♡ よ〜く混ぜて、おかゆで包んでくださいね。
混ぜれば混ぜるほど米粒が消えて、プリン感が増します!お好みで調節してください。
シナモンパウダー、ジャムなどと器に盛りつけたら完成です!冷たい牛乳をかけて召し上がれ。
今回はレーズン、シナモンパウダー、お砂糖をトッピングしました。
そして、食べる直前に…かける用のつめた〜い牛乳を注ぎます!
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かけたらすぐ!すぐ一口目を…!
あっつあつのおかゆと、つめた〜い牛乳の組み合わせが最高です〜…
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このプリン感。お米がぷるんぷるん!
ちなみに、ホイップクリームやバニラシュガー、オレンジなどのせると、「リス・ア・ラ・マルタ(Ris à la Malta)」という料理になるのだとか。
お家にフルーツがあったら、ぜひトッピングしてみてください!
(※あっ、シナモンスティックは食べられないのでご注意くださいね。)
妖精が食べるミルク粥
わたしがこのおかゆを知ったのは、『フィンランドの小人たちトントゥ』という絵本がきっかけです。
北欧に伝わる妖精トントゥ (トムテ)は、赤い帽子をかぶった小さな守り神。
トントゥにおかゆ(porridge)をあげて大切にすると、家族を幸せに導いてくれるのだそうです。
クリスマス。人々は家に住むトントゥのために、おかゆやチーズ、パンなど、ごちそうをそっと置いておきます。
トントゥは家族が寝静まったあとに、ごちそうをしあわせそうに食べるのです。
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マヌは落ちついてテーブルにつきました。まず、大きな入れ物におかゆをたっぷりとって、まん中にバターを落とします。そして本当にしあわせそうに、クリスマスのごちそうを食べはじめました。
『フィンランドの小人たちトントゥ』マウリ・クンナス、2010年、猫の言葉社
このバターを落とすおかゆって、どんなものだろう?とあれこれ調べているうちに、フィンランドに限らず、北欧の国々にはお米を使ったおかゆの伝統料理があることを知りました。
今回はそれらのレシピから、フィンランドに伝わるおかゆを作りやすい手順、分量にアレンジしてご紹介しました。
外へ飛び出すクリスマスもすてきだけど、お家で過ごすクリスマスにしかできない楽しみもきっとあるはず。
今年のクリスマスは朝ごはんまでこだわってみませんか?
みなさんのクリスマスが、笑顔でいっぱいでありますように!
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