生米からつくる「とろとろトマト粥(トマトジュース粥)」のレシピ
トマト好きのためのトマト粥をご紹介します!ケチャップのような加工されたトマト味ではありません。酸味や青っぽさも含めた、本物のあのトマトのような風味です。
材料は無塩のトマトジュース、お米、水、塩の4つ。
旨味・コクを感じるトマト好きのためのトマトが主役のウマウマ粥。
トマトが大好きなわたしは、毎日食べたいくらいのお気に入り。程よい酸味が食欲そそります〜…!
トマトジュースでかんたん「とろとろトマト粥」
生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。じっくり火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。完成まで50分〜1時間ほどかかりますが、多くの時間は放置ができるのでそれほど手間はかかりません。
記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!
【 材料 】(2人前)
▶︎ 生米 ・・・半合
▶︎ 水 ・・・600ml
▶︎ トマトジュース・・・200〜300ml
▶︎ 塩 ・・・小さじ1/2
お好みで
▷ トルティーヤチップス、パセリ、黒胡椒
*トマトジュースは無塩のものを使います。トマトジュースの濃さ、お好みのおかゆのとろみ感で量を調節してください。
*添え物は、チーズ、ナッツ、バジル、パクチーなどもおすすめです!
【 レシピ 】
①厚手の鍋によく研いだ米、水600mlを入れる。フタをせずに、鍋を中火にかける。
②お鍋の白い泡がふつふつとしてきたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で弱火に20分かける。
③トマトジュース200ml〜300mlを入れて、一度中火にする。ふたたび表面がふつふつしてきたら、弱火に戻す。そのまま10分煮込む。
④塩で味をととのえ、鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。
フタをして10分蒸らす。器に盛りつけたら、完成!
【 つくりかた (写真つき)】
ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!
①中火
水がにごらなくなるまで、お米(半合)をていねいに研ぎ、水600mlを入れます。
まずは普通のおかゆを炊くように、水から炊き始めます。ミルク粥や豆乳粥でも同じなのですが、ベースに液ものを使う場合もお水で炊き始めるとふきこぼれにくいです。
お味の面でも、牛乳のみ、トマトジュースのみでお米を炊くと、とんでもなくコッテコテのくどいお味になってしまいます。今回もトマトジュースは後入れ、全体の水分の2〜3割ほどにします。
フタをせずに、鍋を中火にかけます。
中火は、炎の先端がちょうど鍋底につくくらいの強さです。しっかりと鍋の中心と火の中心を合わせることで、焦げ付きや加熱のムラを防ぐことができます。
お鍋は土鍋、片手鍋、両手鍋など、フタつきのものならなんでもOKです!なるべく厚手のもののほうが焦げつきにくくておすすめです。
今回は、宮崎製作所ジオの片手鍋18cmを使用しました。
②弱火
お鍋の白い泡がふつふつとしてきたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜます。
鍋底に米粒が張りついているので、おたまではがすようにそ〜っとていねいに混ぜます。
鍋にお箸を渡してフタをした状態で弱火に20分かけます。
写真のようにお箸をはさむことで吹きこぼれ率をグッと下げることができます。忘れないようにタイマーをセットしておきましょう。
③トマトジュースを入れて煮込む
トマトジュース200ml〜300mlを入れて、やさしく混ぜ、一度中火にします。
お鍋の中の水のかさが減り、お米の芯に火が通ったころ、今回の主役であるトマトジュースを入れます。お鍋の温度が下がってしまうため、一旦火を強めます。
トマトジュースの濃度・お好みのとろみ感によって、トマトジュースの量を調節します。ちなみにわたしは、カゴメのトマトジュースを300ml入れました。
ふたたび表面がふつふつしてきたら、弱火に戻します。さらに10分ほど煮込みます。
お鍋のフタは先ほどと同様にお箸を渡してフタをします。酸味のある香りがだんだんコクのあるトマトの香りに変化していきます。
④仕上
煮込みが完了したら仕上げです。お塩(小さじ1/2程度)を入れて全体を混ぜて、火を止めます。
全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。
10分間、フタをして蒸らします。
蒸らすことで米粒がぷっくりします。先ほど入れた塩もなじんで、いい感じに仕上がります。
蒸らしが完了したら、お好みの具材とともに器に盛りつけて完成です!
ト、ト、トマト〜〜!トマトの香りが全開です。
トマトの酸味がしっかり効いて、濃ゆいトマトという感じ。
この日は黒胡椒、パセリ、それからトルティーヤチップスをのせてみました。
食べ進めるうちにトルティーヤチップスがくたっとしていく感じもおいし〜い〜…!
ポテトチップス・ポップコーンなどのお菓子類、フライドガーリック、ナッツなどのカリカリ系、あとはバジルやチーズを添えてもおしゃれな風味になりそうです。
シンプルに、挽きたての胡椒や、岩塩をパラパラとするだけというのも粋ですね〜!
とろとろ感が絶妙!
トマトには胃の働きを助ける効果があるそうなので、ちょっぴりお疲れの時にさらさらっといただくと良いかもしれません。
あとは、二日酔いや日焼けで身体が火照った感じの日にいいなあと思いました。トマトは身体の熱を取ってくれますし、美肌食材としても優秀ですからね◎
具沢山神話とおいしいおかゆ
トマトはあらゆる食材と相性良好。このトマト粥を基本形に他の食材を入れて煮込んでもおいしいです!
たとえば、トマトジュースを入れるタイミングでしめじをイン。
コリコリとした食感がいいアクセントになっていました。しめじの香りもいい感じ〜!
他にも、トマトと合いそうなお野菜ならなんでも。たとえば、キャベツ、じゃがいも、セロリなどがおすすめです。
ただし、ひとつだけ大切なポイントがあって、煮込む食材を追加で入れる場合、あれこれ種類を入れ過ぎないことがとっても大切です。
私の経験上、おかゆは具沢山になればなるほど味が平凡に、中庸になっていきます。味が単調になり、味を濃くしないとおいしさがわからなくなっていきます。
具体的には、「キャベツじゃがいもセロリトマト粥」よりも、「キャベツトマト粥」、「じゃがいもトマト粥」、「セロリトマト粥」のほうが、素材の個性が引き立つのです。
できれば一種類、多くても二種類くらいの追加に。食材の種類を絞って、ぜひ素材のおいしさを堪能してみてください!
今日も長〜いレシピを読んでくださってありがとうございました。
明日もおいしいおかゆを作ります。ごちそうさまでした!