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そうだ、カヨラボライダースを作ろう。 #2 久留米織と織機と色彩と

こんにちは、ファイバーアート・イノベーターのカヨサトーです。
前回「そうだ、カヨラボライダースを作ろう#1」で接着芯を貼った久留米織。さてさてどういったことを施すのでしょうか。

1.久留米織にカヨラボ

正解は、久留米織に刺繍を施す、でした!
刺繍ミシンでカヨラボのカタカナ、ひらがな、英文字を反転させたりそのまま入れたりしつつ、ネオンカラー3色と赤、緑で各所に刺繍していく。カフスにはこんな感じ、ポケット口もいい塩梅に、ヨークには大胆に。見返しの裏地にも少々。前を開けている時にちらりと見えるとかっこいいかなって。

時々糸がバックラッシュしてあわわとなりつつも、むせかえるほどのカヨラボ愛あふれる刺繍が続く。重ねて!まだだ!もっとー!いけー!
ネオンカラー3兄弟は大活躍で、赤や緑との相性がとてもよかった。
全ての刺繍に数日かかり、終了。ミシンお疲れさまでした。

ありがとう、ネオンカラー三兄弟!


2.織機の準備

刺繍が終われば、後は本体を織るばかり。しかし、織るにはこれまたいろいろと準備が必要。まずは織機の準備。今回は1m幅に織るため根糸となる強撚綿糸を筬幅いっぱいに入れていく。経糸の総数は332本となった。

今となっては貴重な竹筬。糸当たりが優しい。

3.カラフル整経

経糸を整経する。経の長さを同じに整えるのだー。カラフルな経にするため数色の綿糸を使用する。七色揃えてレインボーみたいになった。

経糸オールスターズ

構想の中で、経糸に色の流れを作ろうと思った。赤っぽいところから青っぽい方へ。季節が変わるような、時間が経過するような。色が踊りながら重なり合って、ぴぃんと真っ直ぐになって、層になっていく。色彩にまみれ、幸福感でいっぱい。

下から上へ層になる経糸。

全て整経し終えたら、綾と呼ばれるバッテンを守るために必要個所を別糸で括る。根糸に繋いでいく順番がこの綾によって指示されるため、層になったた色のストライプが再現できる。
端をハサミでカット。私は断髪式と呼ぶ。

整経台から降ろし、絡まないように鎖編みにしておく。ど派手な芋虫みたいになった。色が折り重なってかわいい。
経糸はど派手なくらいがちょうどよい。何故なら緯糸で抑えられ、色が遠くに行ってしまうから。これと重なる緯糸とで、一体どんな色が醸成されると思う?!本人はある程度想像ついてるのだよー。にっしっし。

ド派手なアップ。
鎖編みにしておく。

この時点で10月15日。途中出張など入っていたため、なかなか織るところまで進まぬ。
次回、こうして整えた経糸をいよいよ織機に載せていくよー。織るまではまだまだ行程があるので、これまた第三回レポートで!
レッツ、織り織り~!

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