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【適応障害】人間関係をすぐ切ってしまう癖
私も元々、人間関係が続かない人だったのですが、何でかなと振り返ってみると、理由は二つあったと思います。
一つは見捨てられ不安です。
メールの返事が帰って来なかった、なんて時は最悪です。
期待していて、思ったような反応が得られなかった時などもそうかも。
そんな時は嫌な想像があたまの中をぐるぐる駆け巡り、いやいや忙しくて返事が遅れているだけかもと反対のポジティブな想像でバランスをとって恐怖と不安と絶望を一生懸命なぐさめるのだけど、けっきょく不安には勝てず、ほんとに嫌われたかどうかを確かめる前に、こちらからブロック。
もう一つは、言いたい事を言えずに我慢していると怒りが溜まってきてブチッと切れるパターンです。
ずっと前のことですが、セラピーを習いに石垣から神奈川県川崎市の双子新地のセミナー会場まで通っていたことがあります。
相模原市に住んでいる友だちが「うちに泊まればいいよ。従姉妹のうちに泊まるようなつもりで気軽に来て」という言葉に甘えて、その時はホテルをとってなかったのですが、なんと直前になって友だちが「体調が悪いから無理」と断ってきたのです。
予期してなかったものだから、大慌てでホテルを探しましたが、週末はどこも満杯。
探し回ってやっと空き部屋を見つける事ができてホッとしたのと同時に怒りがこみ上げてきました。
断るならもっと早く断ってくれたらいいのに、もしホテルが見つからなかったらどうしてくれるの?
そう言いたかったのでしたか、その言葉を言わずに怒りと共に呑み込みました。
それから暫くして、その友だちからクリスマスのラインメッセージが届きましたが、私は既読スルーして、それっきり関係は途絶えました。
もしも、そのとき私が自分の気持ちを友だちにはっきり伝えていたら、その後の関係はどうなっていたのでしょうか?
「こんな事されたら困るわ」「こういう事は私は嫌だから、しないで」
その場ですぐに言えていたら、相手との関係はまた違ったものになっていたのでしょうか。
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後味の悪い出来事で、怒りと悲しみと不信がその後もずっと消えずに渦巻いていました。
不快な感情を味わったのは相手のせいだ。
その時はそう思っていましたが、今はそうじゃないかも、と考えが変わってきました。
自分が言うべきことを言わなかったせいだと。
今はそんな風に思います。
言えば相手は私に対する態度を改めたかもしれないのです。
あの時は自分の感情を伝えるという発想すらありませんでした。
言いたい事を言えずにいるから怒りが溜まって爆発、キレたら終わり、でした。
言いたい事を言えなかったのが人間関係が終わってしまう原因でした。
人間関係が続かない人はコミュ障なのです。
人間関係が続かない人は、見捨てられ不安とコミュ障があると思いますが、あなたはどうですか?
見捨てられ不安とコミュ障のある人は子供時代に親に受け止めてもらったことが有りません。
辛いとき親にケアされた経験が無いと、セルフケアが出来ない大人になります。
親に受け止められて育った人は、辛いときは辛いと言えて、すぐに回復できます。
受け止められていない人は、周囲との少しの摩擦で大きなダメージを負い、一人で抱えていつまでも引きづります。
人間関係が続かない人は、根底に親に受け止めてもらえなかった悲しみや寂しさがあるのでしょうね。