自分がいちばん自分を認めてなかった
私はセルフイメージが低かったのですが、その時は他人からの褒め言葉を受け取れませんでした。
他人は私へ様々なメッセージを投げ掛けてきますが、私はその中からセルフイメージどうりのマイナスな言葉だけをキャッチして反芻していたから、褒め言葉は私の耳に届かなかったのでした。
私って、褒められたことがあったかしら?
いま振り返れば、それは私の間違った思い込みでした。私は評価され認められていたのでした。いろんな人から褒めていただきました。上司、先生、同級生、先輩、同僚、友人から。
その事にはっきり気づいているし、最近は自己受容も進んできて、このへんで過去の傷つけられた体験を新しい視点で一つ一つ点検することにしてみました。
そうすると仕事や恋愛での人間関係のなかで、私は評価されて認められていたことが明らかになりました。いまごろ気づきました。
例えば、二十代の始め恋愛で散々だったのですが、その時はDVモラハラ男に私は自尊心を下げられ脱価値化されていました。DVモラハラ男の言うことを信じて言いなりになっていました。
ところが、いま冷静になって振り返ると、私の周りの人はこんなことを言ってました。
「あの男はあなたに似合わないよ」つまりダサダサな男だと言う意味です。自己評価が低かった私は、クズ男と付き合っているということに、その当時はまったく気づいていませんでしたが、周りは見ていたんですね。
周りの人は客観的な目で見て、私が自分の事を卑下し過ぎている、もっと相応しい人と付き合うべきだと思っていたのでしょうね。私をちゃんとした女だと評価していたのだと思います。
ほかにも、仕事で何時もマウントをとってくる同期の女性が私に「めっちゃ羨ましい」と。本音をポロッと漏らしたことも思い出しました。仕事では上司にいっぱい褒められました。忘れてましたが。恋愛でも褒められたこと、ありました。
そのとき褒め言葉を受け取れていたら、いい関係が築けていたんでしょうが。セルフイメージが低いかったから人間関係が上手く行きませんでした。
セルフイメージが低かった時は、どうでもいい悪口を真に受けて褒め言葉をスルーしているということに、なかなか気づけませんでしたが、いま気づけて良かったです。
ぜんぶ自分発信なんです。
私の低いセルフイメージが、DVモラハラ男を使って、私を攻撃するように仕向けたとも言えそうです。他人が私を傷つける、というよりは、自分で自分を傷つけていたのでした。
共依存関係のカラクリはそういうものです。被害に遭う人は自分の価値を低く見積もって謙虚にしている、モラハラする人は価値ある人を攻撃して下げることによって無価値な自分が力を得たい、そういう関係なんだと思います。どちらにも無価値感がありますね。
自分を無価値だと思っていると、価値を下げてくる人が目の前に現れてきます。
私のように被害に遭ったことがある人がおられたら、あなたに価値があるから、と言いたいです。そして、当時の私にも。
私はやっと自分を認めて受け入れるという安心感のベースを手に入れたんでしょうか。自分史上初めてのことです。
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