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(ちょっと)漕いだ、走った 2024夏 @ 北海道

今年は既に4月に石垣島トライアスロン大会、5月にワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会に参加しています。この他、3月には浦和競馬場ダートリレーマラソンに6月にはSpartan Raceとほぼ毎月何らかの競技に参加しています。とはいえさすがに真夏の大会は辛い(昨年7月には東京・海の森トライアスロンに参加しましたが、暑くて死にそうになりました)。ということで、夏の間はお休みのはずなのですが、その前の駆け込みで、北海道は苫小牧で開催されるハスカップトライアスロン大会 in 勇払に参加してきました。

現地入り

大会は日曜日。前日土曜日午前の便で新千歳空港に飛びます。新千歳空港でレンタカーを借りて、まずは現地の下見。新千歳空港からだと、苫小牧は札幌よりもむしろ近い。結構あっという間に着きます。お昼は名物ホッキカレーを食し、いよいよ会場へ。

旨みがさすがにホッキという感じ

会場に到着。スイムの会場であるマリーナは結構透明度が高く、スイムには期待できます(水温はちょっと心配)。気温は7月末なのに25度弱と、トライアスロンには有難い気温です。ただ、心配なのは天気。下見時は曇りですが、雨が降ってくる予報。夜半にはかなりの雨になるようですが、大会スタート時には小降りになるとのこと。トライアスロンは雨天決行。実際に昨年の河津フラワートライアスロン大会では、雨の中自転車を漕ぎ、走りましたが、やはり雨は辛い。何とか予報が良い方に外れてくれることを願いながら宿に向かいます。

止まぬ雨

宿は登別温泉。温泉好きとしては、1時間クルマを運転したとしてもやはり上質な温泉にはこだわりたいところ。しかし、登別温泉に向かう最中に既に雨が降ってきました。もっとも、早く降って、早く止んでくれればいいや、とこの時点では楽観的でした。

宿に到着して、まずは自転車の組み立て。2回目の輪行ということで、組み立てはサクッと完了。あとは温泉に入ってご飯を食べて、寝るだけ。夜中も結構な雨音がしますが、降れば降るだけ早く止むと信じて寝ます。

組み立てはサクッと完了

朝は5時半に起床。まだ雨が降っています。しかも結構強い雨。やっぱり雨かと思いながら、準備を進めます。これだけ強い雨だともう出走はやめようかなと弱気の虫が騒ぎますが、折角遠路はるばる北海道まで来たのですから、多少(でもない雨)で挫けるわけにはいきません。まあ、スイムは水に浸かりっぱなしですから、雨でもいいや、バイクまでには雨がせめて小降りになれば、と前向き思考。とはいえ、ひょっとして中止になっていないかと大会サイトを確認した上で、7時前に宿を出発。

再び1時間かけて大会会場に向かいます。ただ、中止の場合は7時前後に告知ということを思い出し、途中で大会サイトを確認したところ………。

残念すぎる…

なんとそこには「悪天候のため競技中止」という文字が………。少しホッとしたというのが正直な気持ちではあるのですが、同時に、残念という気持ちで一杯になります。矛盾しているのは重々承知ですが、中止になってくれたらという思いがあったのに、いざ中止になると残念と感じる自分がいます。なおかつ北海道の高速道路はインターチェンジの間が長いので、中止とわかっても、そこから高速を20kmほど会場に向かって走り、次の出口でUターンして、再び20km以上を走ってすごすご宿に戻ります。

大会後は別の宿に移動する予定だったので、出発前にチェックアウト済み。ただ、事情を話したところ、再び部屋に戻れるようにしてくれたのが、せめてもの救いです。残念な気持ちとともに温泉に入って、その後一眠り。

せめてものバイクとラン

一眠りして起きてもまだ雨は降っています。多少は弱まったかな、というレベル。結果的に言えば、大会を中止にしたのは正解だったということかと思います。

ただ、わざわざ飛行機に乗ってきた、しかも自転車も組み立てたのに、このまま北の大地で何もせずにすごすごと帰るわけには行きません。少しずつですが、雨も弱まっているので、会場に着く頃には止んでいるのでは、という希望的観測のもとに、再び会場に向かいます。大会は中止になりましたが、せめて大会コースを少しでも走りたい。北の大地を自転車で疾走したい。

微妙に霧雨ですが、路面は意外に大丈夫

雨は弱まりつつも降り続いていますが、会場近くではほぼ降っていない状態に。よしよしと駐車場で自転車を下ろし、早速コースに向かいます。大会開催時は道路閉鎖されるはずだったのですが、もう車が自由に走れる状態、なおかつ路面がウェットな状態なので慎重に自転車を漕ぎます。しかし、結構な向かい風。大会中止の直接的な理由は強風のためだったのですが、確かにこの風だと相当しんどい。これで雨が強ければ相当危険だったはずです。

向かい風は折り返すと追い風。戻る際には自然に結構なハイペースとなりましたが、やはり路面がウェットなので、慎重に。大会時はコースを5往復するはずでしたが、雨が再び強まってきたこともあり、2周(16km)で終了。距離的には物足りないですが、北の大地を自分の自転車で漕ぐことができたので、よしとします。

その後2日目の宿に向かいます。ただ、やっぱり物足りない。ということで、レンタカーを返しがてら、レンタカーのお店からホテルまで走ることに。我ながらよくやるなと思いますが、やっぱり中止になったのが残念だったのでしょうね。

レンタカーのお店の近くに、美々公園という公園があり、湖もあって走ると楽しそうと思い、向かったのですが、公園といってもほぼ原生林。途中まではトレッキングルートらしいものはあったのですが、それも途中で消え、残されたのは、わずかな獣道。進むか戻るか迷ったのですが、進んだ結果えらい薮の中を通ることになりました。こういう時は素直に戻るのが正解ですね。本州の人間としては、公園といえば、ちゃんと整備されているのが当たり前と思ってしまいますが、北海道の場合はそうでもないということを実感することに。結果的に北海道の自然を堪能(?)することができました。

ということで、不完全燃焼ではありますが、北の大地を漕ぎ、またランで北の大地を実感することもできたので、結果オーライかと思います。色々な大会に出ていればこういうこともあります。

最後になりますが、大会運営の皆さま、ボランティアの皆さま、有難うございました。皆さまにとっても残念な判断だったと思いますが、結果的には正しい判断だったと思います。また是非来年、今度こそ思う存分北の大地と海を満喫したいと思います。


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