シュタイナー算数 創造の喜び・ワクワク
以前、東京理科大でシュタイナー算数・数学教育についてお話しさせていただいたことがあります。将来、数学教師になりたいと思っている数学科の学生さんたちです。
講演のあと、何人かの学生さんが私のところにきてくれました。シュタイナー教育のこと、算数教育のことをおしゃべりしました。
私が講演でお話ししたシュタイナーの算数や幾何学のこと。それから、学生さんたちと一緒に描いたフォルメンのこと。
私の著書「幾何アクティビティ〜シュタイナー学校エポック授業から」を見せたりして。
シュタイナー教育の美しい幾何作図や工作の写真を見て、女子大学生たちが、「萌えるーーーー❤️」と悶えていました。かわいい。笑
私は「萌える」という言葉は使いませんが、シュタイナー算数の授業を創っているとき、わくわくします。楽しくてたまらなくなります。出来上がった作品や、その作り上げるプロセスの美しさに感動します。
シュタイナー算数というと、九九の糸かけやフォルメンなど、決まった形があるように思われる方もいるかもしれません。
でも、シュタイナー教育には、教科書もないし、指導書もない。大体の骨格はありますが、必ずこれを履修せねばならぬ!というようなカリキュラムはありません。
そして、シュタイナー教育の大事なことは、「メソッドではない」ということ。定型はありません。
同じアクティビティを教えるにしても、子どもが違えば教え方が変わります。声の掛け方も変わります。
だって、子どもは一人一人違う。同じ子どもでも、先週と今週では違う。子どもが必要としている学びも違うし、子どもの心に響くお話しや活動だって違う。
だから、その度に変えていく。教育そのものが生きているのです。
今、また、楽しいシュタイナー算数・幾何学の講座の企画を練っています。今までにやったことがない、新しいアクティビティをいろいろ考えて、ワクワクしています。
創り出す、創造・・・もシュタイナー教育の醍醐味です。
教師も創造的に。子どもの活動も創造的に。
楽しいなあ。
わくわく。
シュタイナー教育の講座のことはこちら e-waldorf をご覧ください