自称HSP
最近巷でよく聞く、HSPとか繊細さんなるもの。
内容に目を通すと、まあ内向的な人あるあるの羅列。わたし自身が社交的な人見知りで、休日は誰とも会わずにひとりでのんびりしたいクチなので、ふむふむ頷くこと多し。
傷つきやすい
感覚過敏
感受性豊か
ひとりの時間が必要
ふむふむ。
多かれ少なかれ、大概の人がうんうんわかるーな案件なんだろな、特に人の目を気にする、周りからの評価を価値基準にしやすい日本育ちには、大なり小なり思い当たるやつ。まあ鈍感力100%みたいな人もいるのかもしれませんが。
もちろんそこに程度の差はあるから、
このHSPに該当する人物が頭に浮かんだりする。
他人を傷つけまいと一生懸命な人。
自分の発言に慎重だったり、
相手の気持ちを優先しすぎてしまったり。
反省ばかりだったり、自己攻撃しがちだったり。
そしてそんな人々は、自己申告で「HSP」や「繊細さん」を自称したりしない。きっとどこかで読んで「あ、自分これかも…」と自覚して、それをどこか(たとえば個人が割れないネット上)に綴ることはあれど、わざわざ周りに吹聴したりはしない。
わたしの周りにいる「自称HSP」「自称繊細さん」な方々の特徴は以下。
周りに、世紀の大発見とばかりに自分はHSPであると申告する
占いやスピリチュアルが好きで、異様に頼りがち。そして都合よいとこのみを信じる
自己評価と他己評価にものすごい解離がある
人の話を聞いていない。隙あらば自分語り
自分の周りには無能が多くて、自分ばかりが苦労して大変らしい
自分は人助けばかりしていると愚痴る
やたら涙脆いアピールをしてくる
周りからの評価に依存した承認欲求の強さが目立ち、自分の思う評価や賞賛が得られないと酷く傷つくらしく「わたし繊細だから傷つく」と他人や何かのせいにして愚痴を言う。
基本、他人の気持ちには興味なく、自分の気持ちだけに注視しているように見えるけど、本人たちは自分を犠牲にして周りを助けてると口を揃える。
自分はもっと評価されるに値すると信じてるから傷つくのかな。
とすれば、繊細さんなことに間違いはないのかも。自称とかつけるわたしが意地悪かも。
自分のことにだけは繊細で傷つきやすく、他人の気持ちには鈍感で雑に扱う人も「HSP」に分類されるんですかねえ。だとしたら奥深いなあ。
ちなみに、「自称HSP」を名乗る人々の特徴に類似しているなあと思ったのは、「自己愛性人格障害」であったことをここに記し筆を置きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?