もふもふわふわ
我が家のアイドルにして支配者、かわいすギルティな黒猫だんご様が、昨日2歳の誕生日を迎え、世界がよろこびに包まれました。
だんご様が我が家に降臨し、わたしと娘が下僕に成り下がって早一年半。
お尻の穴までかわいいという奇跡に打ち震え、ふわふわもふもふを撫でさせてくれる上に、魅惑のゴロゴロ音でうっとりさせてくれるとか、もう神の使いとしか思えない。いや御神体、神本体。
だんご様と下僕の一日は、朝のいちゃいちゃなでなでタイムからはじまります。
悪魔のアラームで夢から醒め、絶望するわたしの元に黒いふわふわの天使が現れ、胸の上にちょこんと鎮座。
呼吸が浅くなりながらも、なでなでもふもふゴロゴロ。だんご様はわたしの顔をくんくんしたり、ポジションを何度か変えるというオプションを挟みつつ、わたしを朝からしあわせの渦に巻き込むのであります。
ああ仕事行きたくない。
そしてキッチンでコーヒーを淹れ始めると、上目遣いの高めニャーニャーボイスで、バルコニーに出たいのアピール。ニャーニャーのかわいさをしばらく堪能してからバルコニーオープン。
目を細めて外の空気を味わう黒いもふを、更に目を細めて眺めながらコーヒーを啜る。
ああ仕事行きたくない。
仕事中
ぼんやり、今頃猫は何してるかと考える
猫好きと、猫トーク
服に猫の毛を見つけ恋しくなる
なんか鳴き声が聞こえた気がする
帰宅して、玄関のドアを開ける時の心のはやり。急いで鍵をがちゃがちゃ回してドアを開けるとそこには…
前脚をちょこんとついて、黒いふわふわが玄関前に鎮座。お出迎えとかもう、たまらん。ふう。かわいすぎて辛い。涙でてきた。
ベンチに腰掛けて靴を脱ぐわたしの周りをうろうろ、くんくん、すりすり。ただいま、天国。
ひとしきり、なでなでもふもふゴロゴロ。疲れがゆるゆると溶けて、わたしの表情もゆるんと、目尻はだらん。
神様ありがとう。わたしはしあわせです。
おうち最高、猫最高。
向こうの部屋のドアからちらっと顔だす姿に娘と悶え、膝の上で目を瞑ってゴロゴロされては昇天し、ニャーと鳴かれりゃ、娘とわたし同時にニャーと応え。
お気に入りの布張り椅子で爪を研がれても、
アンティーク家具の表面が傷だらけでも、
なぜか吐く時毎回ラグの上に移動されても、
目の前でハアーッとされておえっとなる魚臭も、
ベッドや服が毛まみれになるのも、
何食った?なトイレの刺激臭も、
かまわぬ。
実は猫アレルギーで、くしゃみや鼻水が止まらなかったり、しょっちゅう結膜炎に罹っても、
それでもかまわぬ。
だんご様 aka 黒いふわふわ天使が、我が家でしあわせに暮らしてくれさえいれば、ここに来てよかったと思ってくれるのならば、わたしと娘はよろこんで生涯お仕えする次第。
なーでたーくなーったー時にー、
君はここにいなーいー
いつだって自分の都合で振り回すだんご様。振り回されてエヘエヘよろこぶわたしたち。
でも、落ち込んでる時、隣にしれっとやってきて丸くなったり、頭突き繰り返してきたり、もうそれだけで救われてる。
わたしらの暮らすドイツでは、歴史的に忌避されてきた黒猫。魔女と共に暗い過去のある黒猫。
日本では福猫といわれる黒猫。ジジとかクロネコヤマトとか、しあわせ運ぶ黒猫。
だんご様を迎えてから、わたしと娘の幸福度はMaxを振り切り、クロネコダンゴの運んできたしあわせに酔いしれる毎日。
昨日の生誕祭では、奮発して(ドイツでは貴重な)お刺身をちょっぴり献上するも、近くでぶんぶんしてたハエの方に夢中なだんご様なのでした。
猫の住む惑星にぼくらは生きているー
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