東南アジアの風景 (246) タイ|菜食週間のプーケットタウン
タイの10月の行事といえば菜食週間(ベジタリアン・ウィーク)。
中華系タイ人のお祭りで、年に一度肉や刺激物、お酒、タバコを一定期間やめて身体を清めます。
この時期にプーケットへ行くとタウンの旧市街では他にはない盛り上がりを体験できます。
2016年10月。ビーチではなく、プーケットのタウンに滞在してみようと出かけた時には、菜食週間のことはよく知りませんでした。
滞在したのはこちら ↓
プーケットタウンの旧市街はポルト・シノワーズスタイルの建物が残っている独特の雰囲気があって歩いているだけで楽しいところです。
宿のスタッフさんに薦められてナイトマーケットに行ってみることにしました。
プーケットの菜食週間は特別だ、というのはマーケットに一歩入ってすぐわかりました。菜食週間のシンボルカラーは黄色。すべてのお店が黄色です。
歩いているみなさんがほとんど白装束。私がその時着ていたのは赤いTシャツ。うわー、しまったな。場違い感が半端ない。
観光客の欧米人たちも白い服を着ている人が多かった。彼らは長期滞在しているから現地調達しているのですよ。ナイトマーケットでも購入できます。
売られているのはすべてベジタリアンメニュー。野菜と豆腐を使ったものが多い。
こんなものも。確かに肉類はないけど。唐辛子やニンニクはダメでも砂糖はOKらしい。これ食べて体を浄化することはできるのか?
身体に悪そうだけどな。
暑いのにご苦労様。写真を撮らせてもらってちょっと寄付金を入れます。
この時は菜食週間の初日。実はプーケットタウンの菜食週間のイベントは最後の3日間がクライマックス。
何も知らずに来てしまったのでした。
奇祭と言われる最大の理由である苦行が初日でも見られる場所があるのか調べてみると旧市街の中で1か所だけあることがわかりました。
街はずれの中華寺院まで30分歩いて到着。銅鑼と読経の声がガンガン響いています。
圧倒されて境内に入ると。。。この先【閲覧注意】です。よい子の皆さんは見ないでね。
いきなりこんな戦慄の光景。パレードの準備中。この状態で歩くのかぁ。
キビシイな。
神様が憑依しているので痛くない、とのことですが痛そうでした。見ているこっちまでイタイ。
10月のプーケットは特別なんだということがよくわかりました。
そして、リベンジ。2020年にお祭りのクライマックスを見学に再びタウンを訪れたのでした。
プーケットはビーチだけではないのです。
(2016年撮影)