【添乗員になるには】派遣?正社員?現役添乗員がお答えします
こんにちは。現役添乗員のKayaです。
本日は、「添乗員」って?という基本的な仕事内容から、実際に添乗員を目指して就活中の方や転職したいと考えている方向けに、添乗員になる為に必要なプロセスを簡単ではありますが共有させて頂きたいと思います。
はじめに・・・添乗員とは?
まず添乗員ってどんな職業なのか、というところからです。
添乗員とは、旅行会社が販売している募集型企画旅行(パッケージツアー・団体旅行)に同行する者のことです。
添乗員はあらかじめ旅行会社が設定した旅行計画に従ってツアーが安全かつ円滑にすすむように”旅程管理“しなければいけません。
つまり、もともと予定されていた観光地を時間管理ができていなかった為にカットしてしまう、ということになると旅行会社側からお客様に対する契約違反となり、旅行会社側が旅程保証、つまりお客様より頂いた旅行代金の一部を返金しなければならない、といったことが起こってしまいます。
パッケージツアーに参加したことがある方はわかるかもしれませんが、現地では大抵の場合、現地ガイドがいます。観光地での案内は現地ガイドが行いますが、現地ガイドが英語しか話せない場合が多々あります。そこで現地ガイドが話す内容を添乗員が通訳する、という場面がありますが、これはあくまでもサービスの一部や付加価値に過ぎず、何よりも一番大事なのは旅程管理なんです。
その為、添乗員って英語力が鍛えられるし色んな国や箇所に行けるから素晴らしい仕事!と考えている方は、もちろん間違いではないですし、実際英語力は鍛えられるし、色々な景色も見られます。が、それ以上に”安全かつ円滑に旅程管理をする”ということが大変なんです。
団体旅行の参加人数が増えれば増えるほど大変なんですが、例えば空港ひとつとっても、出国し搭乗する際に添乗員は一番最後に搭乗します。
それはなぜか?お客様全員が無事に搭乗したか人数確認するためです。
ここで一人でも欠けてしまっているのに気づかず先に飛び立ってしまったら?書いてるだけでも恐ろしいです(笑)
そんなこんなで、一見晴れやかに見える職業ですが常に気を張っておかないといけない大変なお仕事なんです。
添乗員になるには?
まず、添乗員になるには必要な資格があります。『旅程管理主任者』です。
国内のみ添乗ができる「国内旅程管理主任者」又は国内も海外も添乗ができる「総合旅程管理主任者」のどちらかに分かれます。
私は総合旅程管理主任者を持っていますが、取得はそんなに難しくありません。5日間あれば取得できます。(国内であれば2日)
観光庁長官の登録を受けた機関であればどこでも受けることができます。
流れとしては受講→試験に合格(正答率6割以上)
試験問題は大きく3つに分かれます。下記は総合旅程管理主任者の試験内容。
①旅行業法・約款 ②国内添乗実務 ③海外添乗実務・添乗外国語
全て4択です。基本的には受講を真面目に受けていれば合格できます。合格率は国内が80~90%、総合が70~80%と高いです。
旅程管理主任者を取得したらすぐに添乗員としての仕事ができるのか、と言われると残念ながらまだ実務研修が必要になります。どうしたらいいのか?ということなんですが、2つ方法があります。
旅行会社に入社し社員添乗員になるor派遣会社に登録し派遣添乗員になる
実は添乗員の9割が後者の派遣添乗員なんです。
私は旅行会社に勤務しているので少数派の社員添乗員です。
そこで疑問に思われるのが、社員添乗員と派遣添乗員どちらがいいの?ということです。
結論から申し上げると、どっちが良い悪いよりもあなた次第です!
私は、添乗員という仕事の専門性を突き詰めたい!というよりも、旅行ってどのように作られて、集客し、そして販売に至るのか、というプロセスや営業にも興味があったので社員添乗員を選びました。しかし中には、とにかくバンバン添乗に出てスキルを上げたい!色々な景色を見たい!営業はイヤ!といった方もたくさんいらっしゃいますので、そういった方は派遣添乗員のほうがオススメです。
さて本題からかけ離れてしまいましたが、私のような社員添乗員の場合は、旅程管理主任者や実務は会社側が全て手配してくれるので特に心配は無いかと思います。社員添乗員の場合は入社前後に国内研修と海外研修があるのが一般的だと思います。
派遣添乗員の場合はというと、添乗員の派遣会社に登録申請をします。派遣会社にもよるとは思いますが、やはりここでも研修が行われます。座学で添乗について学んだあと、ベテラン添乗員が同行する実地研修があります。また、バス研修というのもあり、これは国内添乗実務になります。基本的にはロールプレイング式の研修です。
実地研修が終わると晴れて正式に添乗員として働くことができます。
社員添乗員であれば、一本目はここに行ってと上司から告げられ、出発まで先輩社員に添乗の極意を学び準備していきます。
派遣添乗員の場合は、登録会社から依頼が来てそれから添乗の準備をすることになりますが、基本的には一人で準備をしなければなりません。また旅行会社により添乗のマニュアルが違うのでそれぞれのマニュアルに合わせていく必用があります。
とはいっても実地研修だけでは不安ですよね、、、。私も出発日まで先輩社員に色々と教えて頂いたのに、一発目の添乗はものすごく緊張しました(笑)なんてったって一人ですから、、。でも、これまで習ったことを念頭に誠実にお客様と向き合えば大きな失敗をすることはないと思うし、頑張りを認めてもらえると思います。
私の初添乗に関してはまたおいおい共有したいなと思います。
↓初添乗で訪れた場所です。どこかわかりますか?分かった方コメントお待ちしています☆彡
まとめ
本日は添乗員とは何かというところからお話ししました。
添乗員は団体旅行に同行し”旅程管理”を行う仕事。
そして添乗員になるにはまず旅程管理主任者の資格を取りましょう。
そして添乗員には2つのタイプ、①社員添乗員 ②派遣添乗員があります。
それぞれ座学研修と実地研修を受けてから晴れて添乗員として働くことができます。
最後に
いかがだったでしょうか?少しは添乗員について知って頂けましたでしょうか?本日は簡単に概要のみになりましたが、今後は私の実体験も含めてシェアしていきたいなと思いますので今後ともお付き合いください!
少しでも参考になった!面白かった!と思う方は是非スキ、コメントお待ちしております🌸
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?