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1歳時(乳児期)に親子が毎日遊ぶと、2歳時の自閉スペクトラム症の症状は軽減する

以前の記事【1歳時(乳児期)にテレビを見すぎると、3歳時に自閉スペクトラム症と診断されやすくなる?】で紹介しましたが、乳児期のスクリーンタイム(TVやDVDの視聴時間)が長いと、3歳時に自閉スペクトラム症と診断される可能性が高まる、という研究結果が、今年の1月に報告されました。

 “TVと自閉スペクトラム症の関係”というのは、とても興味深いテーマだったのでさらに調べたところ、同様の研究が2年前に米国ドレクセル大学から発表されていることが分かりました。

 しかも、この研究では乳児期のテレビ視聴時間と自閉スペクトラム症の関係だけでなく、親子が毎日遊ぶと自閉スペクトラム症の症状が軽減する…、という重要な知見を述べています。

そこで今回は、この興味深くかつ有益な研究論文を簡単に紹介いたします。

【研究紹介】

Association of Early-Life Social and Digital Media Experiences With Development of Autism Spectrum Disorder-Like Symptoms, Heffler KF, et al., JAMA Pediatr, 2020

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32310265/

<目的>

生後18ヶ月の社会活動やスクリーン視聴時間などの経験要因・周産期要因・人口統計的要因と、2歳時の自閉スペクトラム症の症状と診断リスクの関連を明らかにする。

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