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オーガニックVS普通のバナナ

私は特にビオラー(BIO、所謂オーガニック、の商品に傾倒している人たち)ではない。
なんだか、そのBIOの基準も曖昧そうだし、胡散臭い感じがするからだ。

肉は、まあオーガニックをよく買うが、それ以外は頓着がない。

しかし、先日バナナを買おうと思ったら、普段買う普通の、BIOではない方の箱が空であった。
仕方がないのでBIOを買ったのだが、食べてみて「!!」驚いた。
果肉が普通のものより、みっちりしている感じなのである。気のせいかと思った。
次の日、一応、まだ家に残っていたBIOじゃないバナナを食べてみて、
やっぱり違うと思った。

普通のバナナは、果肉がふかふかで、なんだか頼りない。香りも薄い気がする。

たまたま、収穫された時期のものがハズレだったのかと思い、
また週が変わってからBIOと普通のを買ってみた。

やっぱり、BIOの方が美味しい!
この違いに気づいたら、もう普通のバナナに戻れなくなってしまった。
価格だって、ゆうても、何十セントの違いである。
というわけで、バナナにおいてはインチキBIOへの不信がなくなったので、
もちろん今は、バナナはオーガニックを購入してる。

ちなみにBIOの他に、フェアトレードマークが付いている商品があるが、実はあのフェアトレードのライセンスは、ものすごく高いという。

ISO基準(国際標準化機構)みたいなものかもしれない。
以前勤めていた企業がISOの先駆けで取得したのだけど、まあ準備が大変だった。サービスも標準化するのだから、人事課の仕事も全てマニュアル作成させられた。
で、あれも、取得しておしまいじゃなくて、確か毎年監査があって、それにも結構百万単位(うろ覚え)でお金がかかるから、まあ、信用を金で買って、商品やサービスの質の保証をするみたいなものだと思うんだけど。

で、これはカフェの店員さんが話してくれたことね。
そこのカフェが豆を買っている農場は、小さいながらも運営もフェアで、質の良い豆を作っているんだけれど、フェアトレードのライセンスを取るお金がなくて、(ないと売り上げが伸びないから)取るために他の農場と協力しあって、資金集めてやっと取れたんだとか。

それを聞いたら、ノーライセンスだから、質が悪い、職場環境が悪い、労働者にアンフェアだ、とか一概に言えないもので、むしろ労働者を守るという正義を振り翳して(それはそれでとても大事なのだけど)、フェアトレード機構なるものを作って、金を巻き上げるのもアレだな、と思った。

まあ、一日バナナ一本は健康に良い、みたいなことを聞くけど、本当に一番いいのは、自分の住んでいる地域に近い、季節のものを食べて、適度な運動と良質な睡眠をとって、適当にストレス発散させていれば、季節外れの地球の裏側のものやハウス栽培のものをわざわざ食べなくても、そこそこの健康は保たれそうですよね。





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Kaya
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