中学受験、「自分ごと」にできていますか?
塾に入ってはじめての個人面談で、
「親の私ができることは何ですか?」
と聞きました。
塾の先生からはいくつか教えてくださいましたが、その内一つはやっていません。
それは「子どもの勉強計画やスケジュール管理」です。
我が家は娘が計画を立てています。
勉強もして計画も立てて。
ただでさえ勉強で手一杯なのに、計画まで立てたらやることがたくさんになってしまうでしょう。
少しでも子どもの負担を減らすのが親の役目と思って、塾の先生は、そう教えてくださったのです。
でも私は、娘の行動計画は娘自身で作れられるようになってほしいと考えました。
自身で計画を立てるべきだと思っています。
受験や勉強を「自分ごと」として意識してほしいと思ったからです。
我が家の中学受験は、娘自らが「受験したい」と言って挑戦しているものです。
なぜ毎日勉強をしなければいけないのか
宿題をやる必要があるのか
自分のことなんだと意識をした上で、行動をしてほしかったからです。
自分の行動に対して、責任感が芽生えてほしかったからです。
子どものすることなので、もちろん始めから上手くいく訳はありません。
大人の私でも計画を立てるのは時間がかかる作業です。
なぜ自分で計画を立ててほしいのか、
計画の立てる上で、意識をしないといけない大切なこと、
時間の感覚のつかみかた。
これらをはじめに娘へじっくり話をしました。
納得して「自分がやることなんだ」と理解をしてくれないと、次にすすめないからです。
以降はPDCAの繰り返しです。
タスクの洗い出し
↓
何がどのくらい時間がかかると思っているのか?
↓
いつまでに終わらせて、いつから始めないといけないのか?
スタートとゴールの締めを作る
↓
計画を立てる
↓
1週間その通りにやってみる
それぞれにかかった時間を計る
↓
1週間後に振り返る
↓
修正すべき箇所はあるか?考える。
相談する。
↓
次の一週間の計画を組みなおす
親も娘もとても根気がいる作業でした。
けれど、2カ月後には時間の感覚をつかみ、自分1人でスケジュールを立てることができました。
計画を立てるごとに私はチェックをしていますが、
あれ?この計画は上手くいかないんじゃないか…?と思うところは多々あります。
けれど気づいた時点で指摘はしません。
自分で「上手くいかなかった」「なんでだろう?どこでだろう?」と調べて考えてほしいからです。
今週どうだった?
と娘の感想を聞いて、改善方法を考えてもらうようにしています。
まだ受験は終わっていませんが、私は計画を娘自身に立てさせて良かったと思っています。
日々の自分の行動を振り返り、考える。悩む。
そんな娘の行動や気持ち、日々の変化を、成長を感じることができたからです。
計画はその通りにいかないことがほとんどです。
だから、次は上手くいくように考える力が必要なのです。
先のことを予測する力、課題を考える力、調整をする力…
自分で計画を立てることで、様々な力がついたように感じます。
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