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図書館通い

息子と2週間に一度、図書館に通っている。
最初の目的は息子のためだったのが、
今は自分のためにもなっている。

無料で借りれて、
一生かかっても読みきれない本たちに囲まれて、
静かで、心を沈静化してくれる、
素晴らしい場所である。

私の父が本読みで、
ものすごい数の本を収集していて、
部屋一室が埋まっていた。

本好きの父に連れられて、
よく御茶ノ水の書泉で本を買ってもらったものだ。
今でも子供向け本コーナーの配置や、
新しい本の匂いを覚えている。
あの整然と並んだ、パリッとする感じ。
みんな優等生な感じ。
大人になってたまにそこに行ったりすると、
懐かしくてなんだか胸がキュンとなった。

図書館では、
タイトルだけは知っていたけど、
今まで素通りして読んでいなかった本を読んだり、
その日偶然目にしてパッと意識に入ってくるものを借りたりしている。

どうやら私はエッセイが好きなようで、
その棚から借りることが多い。
面白いのはたまたま借りた本の内容が皆、
戦争に通じるものだったり、
同じような事を諭してくれたり、
その時の自分に必要な文章が、
必要なタイミングで降りてくるのだなぁと思う。
というか、無意識に引き寄せているのですね。
本選びは本能に従うべし。

子育て中で、なかなか読む時間もないのだけど、
どうにかして読む時間を捻出すると、
例え15分だとしでも自分を取り戻せる気がする。

書くこと、読むことが、
心と身体、生活のバロメーターになっている。
心身共に具合が悪ければ、
読み書きもしんどいものだ。

明日は2週に一度の図書館の日。
もう顔馴染みになっている係の人も含めて、
図書館なんだよなぁ。


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