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パレード鑑賞、全員で行くのは無理!?からの大逆転

「僕はパレードをやりたくなった」(詳しくはこちらより↓)

そんな言葉がサークルタイムで聞かれた翌日の土曜日のこと。コンビニのレジにて会計を済ませようとしていた時に、ふと目に入ったのはレジの奥の壁に貼ってあるポスターでした。

“パレード開催中“

直感ですぐに思いました。「これは絶対に子どもたちと一緒に行きたいぞ」と。

子どもの発言の翌日にこんな偶然ってある?と叫びたくなるくらいのグッドタイミング。その時は開催地を見て“園からすぐに行ける場所だ“と思ってニコニコしてたのですが、その後、しっかりと調べてみるとあれ?私見間違った?割と遠い場所だぞ?っていう場所で開催されていることが判明。はじめは公共交通機関を乗り継げば行けるでしょと思っていましたが、そこまで遠いと話は別だぞ。汗

でも観光バスを借りれば大丈夫っしょ、ってな具合に、子どもたちとパレードに行く企画を練り始めました。

どうしても行きたい

週明けの月曜日、すぐに主任先生に“パレードを見に行こうと思っている“という旨を伝える。それに伴い、観光バスを借りたいと思っていますとも。

主任先生もその提案に「いいね!」とのレスポンス。ただバスに関しては、観光シーズンだから借りられないかもしれないと伝えられました。その日、いろんなバス会社をあたってくれましたが、結局見つけることはできず…。いきなりこの企画がストップしてしまいました。

“見にいけないなら、動画とか絵本とかで伝えるしかないか“

でも私はどうしても直接足を運ぶことを諦めたくなかった。動画でパレードそのものは見せることができるだろうけど、その場の雰囲気を伝えることは難しい。

会場の装飾などの目に見える物はもちろん、その場の空気の色、空気の匂い、演者の熱量、観客の熱量など目に見えないものは、やっぱりその場に行くからこそ味わえる物だと思います。

“公共交通機関を乗り継いで1時間30分かぁ…。乗ること自体を楽しんでくれるなら行けなくもないが、時間が出勤時間帯と被っているなぁ。しかもパレードは時間が決まっているし“

考えても考えても、マイナスなことばかりが先行してしまう脳内。30人近い人数の大移動。どうする?どうする?

形成逆転

と考え込んでいた時に、ふと思う。

「なんで全員で行こうとするんだ?クラスを2チームにして、2回に分けても良いじゃん」

そう考え方を変えた瞬間、脳内は一気に好転モード。8人〜10人乗りベースの車を2台用意して、付き添いの先生も確保して…などなど、いくつか手配が大変なことでも、逆にこれをクリアすれば行けるという思いが私を駆り立てました。後に園長先生からは、「リョウ先生の何が何でもやってやるという思いがすごく伝わってきていた」と言われました。笑

こうして短期間で行程を立案、提案し、10月末に子どもたちをパレードを鑑賞しに行くことができたのでした。

鑑賞後の子どもたちの満足げな表情が本当に嬉しかった。

そして、百聞は一見に如かず。
パレードというものに関して、世界観などを全員が共有できたことで、子どもたちのその後の活動が何倍にも深まっていくことになりました。

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