できることは、まず思うことから

　できると思うからできる、というのは誇張ではなく本当である。根性論でもなんでもなく、欲望があるから思い、思うから行動を考え、考えるから実行し、実行するからできるのだ。
　そういう意味で、できると思うことは1つの呪いである。そう思った途端、動き出さないことには責任が伴うし、背中も勝手に押されてしまう。それが嫌な人間はできるとは思わないし、思えない。でも、それではできることはない。それをどう考えるかは本人次第になる。

　簡単だとは言えないだろう。できると思うことは、その後の行動を引き連れてくるのだからプレッシャーもある。自分自身に嘘はつけない。できるのならしなければならない。内容によっては、半端な覚悟では太刀打ちできないこともある。
　しかし、できると思えなければ、誰かにできるを横取りされてしまうのだ。それを黙ってみているしかない。手に入れる資格は挑戦者にの与えられる。
　よほどの運がない限りは、この世は結局「できる」と思った人々ができていくことによって、成り立っている。

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