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テーマと軸で、語りを定めて

 語ること。そのテーマというのは「A=B」であり、軸というのは「◯◯したい」ということである。この2つは何かを語る場合に自ずと決まってくるもので、別に予め定まっていなければならないものではないが、その場合に語ることの一貫性はなくなる。
 どのような語りも、「A=B」に必ず収束するものであり、そのために「◯◯したい」がある。言ってみればテーマは、何を語るかということであって、軸はどうして語るのかということだ。
 だから必然的に、それらは決まっているし、決まっていなければならない。どのようなやり方にせよ、語り終わるまでに。

 しかし、語りとは想いから始まるもので、その原初の気持には一貫性はなくハチャメチャなことが多い。その散らかった状態はとても大切だ。生の想いとは時間が経てば薄れてなくなってしまう。
 想いが伝えられなければ、語る意味はない。そのエネルギーは大きく、語るために必要で、しかも語りがきちんと伝わるためにも不可欠だからだ。

 そんな想いをできるだけ保ったまま語るには、テーマと軸で整える必要がある。それが、何を語るか、どうして語るかという2つだとわかれば、当然に決まっていなければならないものだとわかるだろう。

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