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勇気を持って現在を見すえ、希望を持って未来を考える

「今がどう」で「どうなるべきか」が分かっていれば道は拓ける。そのために重要なのは現実を直視する勇気と、未来を見据える希望だ。どれだけ勇気を出せばその現実を直視できるのか、そしてその未来にどれだけの希望が持てるのか。
 勇気と希望の差が、現実と理想の差なのである。それは「今」と「あるべき」のギャップであって、しかし大事なのは、あくまでも自分で観察し、予測できる範囲のギャップであるということだ。
 即ちそれは埋められる差である。
 どこまでいっても、こういうことは自分の中の出来事でしかない。理想も現実も、希望も勇気も、全ては自らが生み出したもの。つまりは自らが理解できる範疇のものなのだ。

 でもその上で、意識は変えられる。もしくは気づくことができる。
「今がどう」で「どうなるべき」なのかを知り、そのためになすべきことをなそうと思えるように、やはり私たちに必要なのは、内部的なものだとしても、いや、だからこそ、勇気と希望の2つなのである。

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