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ただ、頭が良いを求めるのではなく

 頭が良いというのは余計なことを考えてしまうということなので、手放しに喜べるものではない。頭が良いことと、それをコントロールできることはまた別であり、どちらもできてこそ本当に知力を持つというのである。

 どのような力も扱えなければ持ち腐れだが、こと、頭の良さというのはそれ自体に私たちが振り回されかねないから、威力を発揮させるのには本当に有能でなければならない。

 ともあれ、頭が良いとは余計なことを考えてしまうということに他ならない。考えなくても良いことに考えがいってしまう。見る必要のない情報に踊らされる。

 だから時に、私たちはもっと単純にならねばならない。

 頭の良さをただ誇るのは愚かだ。
 真にそれを扱えるのは、それが必要な時に発揮し、そうでない時はシンプルな考えを持つということである。力に振り回されること、それを誰かに利用され、いいように扱われることほど、頭の悪いことはない。

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