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自分が動けば、何かが変わる。 成果を変えた「びらまき」と成長|加和太建設のDNA Vol.5 不動産部 矢岸 勇真さん

こんにちは!広報チームの村上です。

私たち加和太建設らしい「まちづくり」ってどんなことなのか?

年1回・社員自身が自分の仕事を論文に綴って振り返る「KWTコンテスト」の作品から、「世界が注目する元気なまちをつくる」ために、それぞれが取り組む「まちづくり」の姿をご紹介していきます!

今回は、不動産部 CM(カスタマーマーケティング)課で活躍する矢岸 勇真さん。

18 矢岸勇真

大学卒業後、定時制高校の教員として勤務後、営業職としてチャレンジしてみたいとキャリアチェンジ。2017年に加和太建設 不動産部での仕事をスタートしました。約1年間賃貸担当として従事後、現在に至るまで不動産売買の業務を担当しています。

今回は、そんな矢岸さんが2020年に苦しい営業成績の中で活路を見出したエピソードを紹介します。

営業で苦戦 変化のきっかけは「びらまき」だった

矢岸さんが所属するのは、ピタットハウス三島店の売買チーム。2020年に入って新たに同じ業務に就くメンバーも増え、色々と教えなくては…と、密かに意気込んでいました。

程なく、順調に活躍しだす新たな仲間。一方で矢岸さんは、意気込みとは裏腹に、上手に業務を教えられないという現実と、思うように上がらない営業成績に葛藤していました。

そんな頃、毎週月曜日に当時の課長と行っていたミーティングにおいて転機が訪れました。通常の業務報告を終えると、課長からこう言われたのです。

課長から「三島北小・北中学区の土地を求めているお客様はたくさんいる。だからそのエリアにびらまきをして、売れる物件を見つけようよ。」と言われた。

僕は「びらまき?このデジタルの時代に?多大な時間を要して成果が出なかったらどうするの?」そんなことを考えていた。馬鹿正直なので、その心で思っていたはずの感想は顔に出てしまい、課長にすぐに突っ込まれた。

「やりたくないの?」

「やりたくないわけではないですが、費用対効果を考えると効率が悪いように思います。」

「じゃあ何をするの?」

「・・・・・」

「何もないないなら何かしないと。もし反響がなかったらびらまきは効果がなかったってわかるでしょ。何もしていないのにそれは違うっていうのはおかしいよ。」

この指摘にぐうの音も出なかった矢岸さん。毎週月曜日に14時~16時の2時間をびらまきの時間と決め、行動を開始しました。

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行動が生み出した偶然の連鎖 チャンスから契約を勝ち取るまで

最初こそネガティブな反応をしてしまった矢岸さんでしたが、びらまきを続けて1か月ほどたった頃、ようやく1件のリアクションがありました。内容は、賃貸物件の紹介依頼。目的としていたものと反応は違いましたが、早速訪問をしてみました。すると、驚くような偶然が起きたのです。

訪問先で「北小北中学区の土地を探しているお客様が多いのでびらまきをしていたんです。」とお話しした。すると地主様は「依頼したい賃貸物件の目の前の所有者さんが土地を売却したいって話をしていたな~。写真を取りに行くついでに現地を見てみようか?」と仰った。
「こんな偶然はない!」と思った私は二つ返事で同行させていただいた。

賃貸物件の写真を撮影し、その後正面にある現地を見させていただいた。するとこれまた偶然普段は愛知に在住している所有者様が掃除にきていたのだ。この物件に運命を感じた私は何が何でも媒介契約を取ることを心に誓った。

所有者様から「2年程前から売却を考えている。今年相続登記が完了したため、本格的に売却に向けて動こうと思っていた。今までに3社査定の見積を依頼していて金額はどこも同じくらい」ということをその場でヒアリングした。その後連絡先と住所を聞き査定書は郵送で送ることになった。

アドバイスを素直に受け止め、行動に移したことで、矢岸さんはチャンスを掴んだのです。
7月末、手元に所有者さまから見積もりの依頼が届くと、ここから契約に向けて本格的に動き出しました。

8月中旬に残置物撤去の業者さん同行で再び所有者さんにお会いしたことを皮切りに、矢岸さんは可能な限りつぶさに連絡を取り続けました。

9月中旬を迎え、再び連絡をすると「売却時の税金について教えてください。」というお返事をいただいた。ウェブサイトの情報をメールで簡略化した文章とウェブサイトのURLをお送りし、印刷したものを郵送した。

更にそこから1週間経った。同僚から「もしかすると空き家の譲渡所得の特例が使えるかもしれないよ?」という話を聞き、税金の勉強をした。分からない箇所は税務署に行き相談をした。そして自分なりに理解をして所有者様へメッセージを送った。

「資料ありがとうございます。こういう制度があることは知りませんでした。もし使えるなら使いたいです。」
そして次の日、1通のメッセージが入った。「お世話になります。御社と専属契約をお願いしたいと思い連絡致しました。10月2日~10月6日三島滞在予定です。その折契約したいと思います。」

心から嬉しい連絡が矢岸さんのもとに届きました。
ついに契約を果たした矢岸さんは、所有者様に「何故競合他社がいる中で弊社を選んでくれたのですか?」と聞きました。

「フットワークが軽く質問にすぐ答えてくれた。定期的に確認の連絡もくれたし、税金関係のアドバイスもしてもらえた。正直他の業者さんでもう少し高い査定価格を出しているところもあります。ただその金額よりも矢岸さんにお願いしたいと思ったんです。」

本当に嬉しい言葉だった。こんなに嬉しい言葉を言われたのはいつぶりだろうか…

行動は成果に結びつく「変化」を生み出す

最後に矢岸さんにとって、この経験によって自分自身の変化があったか聞いてみました。

新しい取り組みに対して腰が重くなってしまう性格でした。今も新しい取り組みを目の前にすると、踏み出すことに勇気が必要です。しかし、行動すると良い悪いに関わらず、「行動した結果どうだったのか」という変化が必ず生まれることをこの経験から学ぶことができました。

その後、ピタットハウスネットワークの主催する接客コンテスト(売買部門)で全国3位に輝くなど、目覚ましい活躍を見せている矢岸さん。

★矢岸勇真 (1)

先輩方から教えていただいたことやアドバイスを取り入れ、また自分なりにアレンジをして実践することで、全国的にも評されるような接客になることが分かりました。まず行動してみることの大切さをここでも実感しています。

以前から賃貸部門では店長をはじめ、加和太の社員が表彰対象になることがありましたが、売買では今回がはじめてのこと。今後は賃貸・売買ともに入賞者を加和太で埋め尽くせるような結果が出せたら嬉しいなと思っています。

2021年からは、チームメンバーも2名加わり、よりリーダー的な役割を求められるようになったと言います。これからの活躍もさらに楽しみですね!
次の加和太建設らしい「まちづくり」を体現するエピソードも、お楽しみに!

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