不動産営業マン約1,000人と会話をして痛感した不動産DXの必要性
株式会社HousmartでPropoCloudのカスタマーサクセス(導入顧客サポート部隊)の責任者を勤めております河島(kawashima_0402)と申します。
本日10月8日(金)に7億円の資金調達を発表しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000133.000012645.html
今後も皆様の期待を裏切ることなく、不動産業界を良い方向へ導きVisionである『住を自由に(じゅうをじゆうに)』を実現していきます。
この記事では私自身がこの会社で導入企業を中心に約1,000人程度の不動産営業マンと接してきた中で感じた、この業界がDXするべき理由を書いていきます。
不動産営業マンは素敵な人が多い
とても頭悪そうな書き始めですが、本当にこれに尽きます笑。不動産営業マンの方々は爽やかでハツラツな歯切れ良いコミュニケーションを取れる方が多いです。
ここからは私の妄想ですが、いろんな人の人生で一番高い買い物に付き合い、沢山のワガママを聞き、時には優しく、時には厳しくお客様に寄り添う事を求められるため、寛容な人が多くなる業界なのかなと思います。
そして、家を売るという営業は本当に難易度が高いと思っています。
購入者は自分の夢を語り、それを実現出来る提案を営業に求めます。さらに商材の金額も大きい為、意思決定は慎重になります。自分が家を買う際の想像をするだけでも、絶対に失敗したくないけど、誰よりも良い物件が欲しいと思います。言ってしまえば、かなり手間が掛かるお客様等に対し愛を持って接する事が出来る営業マンは本当に尊敬に値します。
不動産業界を取り巻くIT事情
不動産取引はすごく複雑です。
扱う金額は大きく、ステークホルダーも多く、調整する事も多い、さらにそこに紐付く法律も多い。単純に解決できる問題が多くない為、ITツールが参入しづらい業界でした。故に属人的な仕事や業界慣習が現在も残り、古めのUIをした複雑な業務システムが現役続投中みたいな業界です。
業務効率化をしたくても、生産性を上げたくても手段が無い為、自ずとITリテラシーが高い人材が育ちづらい土壌が形成されています。
不動産営業マンが沢山のお客様に寄り添えるように
前述の通り、不動産営業マンは素敵な人が多いです。私の想像によると、あらゆる人のワガママに真摯に対応してきたからこそ素敵な人格を手に入れたんだと思います。
「この業界は古いし固いし、少し変なのは分かってる。でも、その中で長く仕事し過ぎ、慣れ過ぎて何も感じなくなってしまったよ。」
この2年で沢山の不動産営業マンとお話させて頂きましたが、こんな悲しい事を仰る方もいらっしゃいました。
真摯に業務に向き合うそんな方々の仕事を少しでもラクにして、もっと沢山のお客様のワガママを聞いてあげられるようにしてあげたい。
そんな思いを持って僕らはPropoCloudというシステムを提供しております。
PropoCloudの過去と現在と未来
PropoCloudがローンチされて約2年弱経ち、不動産営業マンの皆様に「勇者の剣」のようなツールを提供出来るよう研鑽して参りました。
ローンチ直後のPropoCloudは解決出来る課題も少なく、正直ITリテラシーが比較的高い営業マンしか使いこなせないシステムでした。
しかし、あらゆる不動産営業マンと話し、業界の現状を把握する中でよりユーザーに寄り添い、より欲しいシステムになる為の機能改修やサポート体制の強化に努めてまいりました。具体的には中古マンションを探している買主様への営業支援から始まったシステムですが、新築戸建や中古戸建の種別を増加したり、売主への営業支援機能を追加したりと少しづつ無くてはならないシステムに近づいている実感があります。
今後も現場に寄り添い、真摯に働く不動産営業マンから心の底から支持されるサービス、息を吸うように利用されるインフラシステムを目指していきます。さらにPropoCloudによって業界全体のITリテラシー醸成にも寄与出来るような未来を描けていければいいなと考えております。今回の資金調達もこれらを加速させる為に実施させて頂きました。
『住を自由に(じゅうをじゆうに)』を目指して
弊社のVisionは『住を自由に(じゅうをじゆうに)』です。我々は本気でこのVisionを実現しようとしております。
それの実現の為には全ての不動産営業マンの不自由を解消し、しがらみから解き放ち、今よりも住まいを探すお客様に対しての提供価値を向上させる必要があります。
こんなご時世でもありがたい事に直近約1年間で10人近くの社員が入社し、徐々に個性豊かで強固な組織が出来ており、プロダクトもサービス提供環境も想像以上にすくすく成長してきております。
この成長速度を維持して加速させる為にも、今後もワクワクするような仕掛けを沢山していきますし、この仲間達とより良いサービスを作れるように邁進していきます。
とはいえ人手が足りないのは明白ですし、常に自分達より優秀な新たな風を吹かせてくれる人材を求めています!
もし今回のリリースをきっかけに弊社に興味を持って頂けた方がいるならば、お気軽にお声がけください。