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大人だけど読書感想文

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書評という言葉を使うには、自分ごときの文書では少々憚れる。でも、面白い本が山ほどあるので誰かに伝えたい。 そうだ、読書感想文と言えば幼女を見守るあたたかい気持ちで流してもらえな…
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2020年7月の記事一覧

『居心地の悪い部屋』(河出文庫)岸本佐知子 編訳

 街灯の無い夜道、仮面を被った男に追いかけられたり、  見知らぬ相手から突然ものを投げつ…

川勢
4年前
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『破局』(河出書房新社)遠野遥 著

 『破局』は第163回芥川賞受賞作である。  読後の興奮そのままに語ると確実に冗長になる…

川勢
4年前
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『晴れ、時々くらげを呼ぶ』(講談社)鯨井あめ 著

 突然だが、あなたは高校生だとしよう。  放課後、校舎の屋上へ行くと、小動物のように小柄…

川勢
4年前
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