形に残る「物」ではないけど、やってみた私にとっては冒険~私でも参加できた企画~
noterさんのタグつける企画に「そこには入れないから」と、できるだけ限り見ないようにして、尻込みしていた。そんな私にとって、年末二つの企画に参加したのは、もうそれはそれはものすごい大冒険。
とは言っても、私のようなタイプが一定数いると理解している方たちが、仲間の輪を意識させないよう敷居をうんと低くして下さったからだ。
フォローしているハスつかさんが「今年のいっぽん」を企画して下さった。コンテストものでもなく、ただタグ付けるだけで参加したことになるよーとの声かけ。しかも自分の記事から改めて皆に読んでもらいたい物を選べば良いのだ。優れたおススメ記事でも良いけれど、もう少し他の方にも読まれたい思いでも良いわけで、たいへんありがたかった!
おかげで相互にフォローしておらず普段読まない他の方たちの記事を目にする機会もあり、素敵な記事だけでなく、そういうくすぶった思いのまま埋もれている面白い記事にも出会えて楽しい。
と日々そのマガジンを追っていたら出会った。
メディアパルさんの記事。
お題企画「#アドベントカレンダー2021」あなたの「好きなこと」のイチ押し本
と書いてある。
そもそも、この「アドベントカレンダー」の企画。毎年見ても疎い私には「よく意味がわからないから流そう」と、そのままにしていた。
今年もその予定だったのだけど、ハスつかさんの「今年のいっぽん」仲間として何となく親近感がわいて読んでみたら、メディアパルさんの企画もまた面白そうではないか。
なるほど見ず知らずでも良いのか。
ハスつかさんを通じてなら少しは接点もあるわけで警戒心も取れているし、既存のグループがあるわけでもなかったし、参加してみよう。とその気になれた。
考え甲斐がありそうと興味を惹かれたのは、「イチ押し本」ではなく、「好きなことのイチ押し本」てところ。
常日頃、大好きだと主張しているMCU(マーベルシネマティックユニバース)や映画やゲーム、「鬼滅の刃」にまつわる歴史への好奇心がつい思い浮かぶ。でもそれに関する本はそんなに豊富に読んでいるわけではない。好きなことならいくらでも書けると思っていたけど、好きなことのイチ押しって何だろう。好きな漫画もあるけれど、そういう意味じゃないし。
思いついたのが、児童文学の分野。
本当は「星の王子さま」についても書きたかったのだ。今年の早い段階からずっと。
でもしっかりと考察ができない。書きたいこともまとまらない。自信もない。あらゆる面で力不足だー。と思っていたところへ、好きなように書けるチャンスをもらったみたい。
よし。今こそ。
と思ったのに、今度はアドベントカレンダーの画面が表示されなくて。
そもそもログインできなくて!
目の前のパソコンはキーボードを打つためのもの。
スマホだと目や頭が痛くなるから大きい画面で、見たい物を見るためのもの。
それだけでしか機能させていない私にとって、非常に難解だった。
何とかログインできた! と喜んでいたら、いつの間にかあまり表ざたにしたくない個人名をさらしているではないか。
慌ててそれを消すと今度は他の記録や履歴が消え、わー-どうしよう! こういうの苦手だ―わからないー-!! と半泣きになりながらメディアパルさんに助けを求め、コメント欄でお世話になってしまった。結局その前後、数時間パソコンに貼り付く羽目に。
最悪、夜疲れて帰ってきた夫に聞いて助けてもらおうと思っていたけど、何とか自分で元通りにつなげられるようになった。
ああ怖かった。
パニックになった。
でもできた。
私にもできた! と達成感で嬉しくなって、ひと仕事終えた気分になっちゃった。
まだ文章書いてないってば。
そこから漠然と頭の中にあった思いを読めるようなものにしないとなあと取り掛かった。
メディアパルさんのアドベントカレンダーに参加されている他の方の記事も参考にしようと読んでみる。それぞれが自分の世界を楽しみながら書いているので、思っていた以上に面白い。好きな世界について語る。それだけではなく、それについて書いてあるものをおススメするわけだから、その世界からさらにもう一段階深みがあって、知らない世界がまた面白いではないか。
そうやって児童文学や「星の王子さま」への思い入れを語る機会ができた。
それだけ好きなのに児童文学のマガジンも作っておらず、あまり書いたこともなかったので書けて良かった。
うまくはまとまらなかったし、カッコ良く書けなかったし、つたなかったかもしれないけど、気持ちがスッキリした。
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ハスつかさんの企画したタグ「今年のいっぽん」から、世界が広がってメディアパルさんの企画を知り。参加してみると今まで知らなかった方たちの記事を読めた。
わからない機能も何とかクリアした(これが私にとっては一番の難関だったかも)。
どちらの企画もそれぞれが好きに書いている人がたくさんいらして、知らない世界を知った。
これでアドベントカレンダーへの参加は今後、見ないふりをしなくて済むようになったし、飛び込みで参加しやすいものであればハードルは高くなくなった。
せっかくの好奇心は大切に生かしたいな。50歳になってすぐ。私にしては冒険をしたこの年末。