倉貫義人著『ザッソウ 結果を出すチームの習慣』をABDで読んだ #ザッソウ本
オフィスも、家も、本があふれている。
でも、面白い海外ドラマに見入ってしまい、本は増え続ける。
弱すぎるぼくを助けてくれるのが、本を読まずに参加できる読書会、ABD。正式名称は、Active Book Dialog。
ABDを簡単にいうと、
(1)参加者で手分けして本を読む
(2)内容を共有し合う
(3)議論する
集団の力であっという間に本が読める。
今回は、倉貫義人著『ザッソウ 結果を出すチームの習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)を読んだ。
(最近は、ABD向けに出版前の原稿(ゲラ)を提供する出版社もあり、ありがたい。)
分担を決める
出版社からもらったゲラをもとに、それぞれの参加者がどこを読むか、話し合う。
第二部と、第三部を読むことに。
読んでまとめる
担当した第二部の前半から共有したいポイントを抜き出す。
わたしは3つ取り上げた。
・なぜ「ザッソウ」なのか?
・さまざまなザッソウ(実はいろんなところにザッソウはある)
・ザッソウの効果
特に、気になったのは、
再現性の低いクリエイティブな仕事が増え創造性が求められる
→創造性が高まるザッソウが有効
ザッソウにはいろいろな効果があるので、ザッソウをする目的次第ともいえそう。
プレゼンする
参加者それぞれが担当した箇所をプレゼン。
ひとによって、取り上げ方が違うのが面白い。
ディスカッションする
読んでいて感じた疑問やわからない箇所を話し合う。
・ザッソウが有効な組織は、どんな組織だろうか?
・ザッソウが必要と言わなければならないのか?
などなど。
参加者のひとりは「ザッソウ」的なものが当たり前な組織にいて、自然に発生しているので…と。
ザッソウ本のまとめ
(自分で読んだのは、第二部の前半1/3と第三部の後半1/3。ABDで読んだのは第二部と第三部、という条件付きで)
気になったのは、ザッソウのとらえかた。
元GEヘルスケアの飯室淳史氏の指摘を紹介する(デジタルマーケティングの話なのだが、考え方は同じ)。
「ツールよりも戦略、戦略よりも文化」
コミュニケーションを円滑にするためのツールとしての「ザッソウ」なのか、職場のあちこちでフランクに会話する組織文化としての「ザッソウ」なのか。
どんな目的のために「ザッソウ」するか次第だろう。
ザッソウ本について(「はじめに」が全文公開中)
気になったかたは、公開されている「はじめに」をどうぞ。
https://kuranuki.sonicgarden.jp/2019/08/zassou-hajimeni.html
なお、今回の読書会は「ファシリテーターズ・インタビュー」のイベント。定期的に開催されているので、よかったらconnpassでご覧ください。
https://faciliview.connpass.com/