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ミーハーと呼ばれても応援し続ける理由〜ネフタリ・ソトは神〜

大好きな選手が移籍した。
「ネフタリ・ソト選手。行かないで。悔しい」
「ネフタリ・ソト選手。よくぞ来てくださった。
 フロントよ、よくぞ獲得してくださった」

心が二つある。

キャンプ地宜野湾(沖縄)でソト選手のサインに興奮する歌手

ネフタリ・ソト選手。
昨季まで横浜DeNAベイスターズ所属。
先日ロッテへの移籍が発表された。

18年,19年のホームランKING👑✨God…
しかし彼の日本球界への入り口は、
大金と大歓迎に彩られていたわけではなかった。
DeNAの二軍球場でテストを受けての入団だったんだ。
なんなら前年の日本シリーズの観客席に”神は居た・・・”。

ソトはテストを終えると、その足で試合が行われていた横浜スタジアムへ向かった。カクテル光線の中、王者ソフトバンクに劣勢を強いられながらも必死に食らいつくDeNAの選手たちの姿がそこにはあった。

1年前はテスト生、今や本塁打王争い。DeNAの救世主ソトが覚醒した理由。

惹かれたことに不思議はない。
2018年は、鳥谷様(私にとって第三の親的存在)の出場機会が減り、
なおさら阪神戦を阪神側で観る事が多かった時期。
「フムフムDeNAの新助っ人外国人選手か」から始まり
「阪神戦でよく打つなあ」
「この前も観に来た時ホームラン打ったよね」
「あれ、これ昨日のハイライト?いや違う今日も打ったんだ」
「ヤバ!またソト選手の一打で試合ひっくり返した!!」

あなたも感じたことはないだろうか?
現地観戦の日にいつも打つ選手に対して
「これって、自分への私信・・・?
 (ファンになれってこと・・・?)」

私にとって、ソト選手はまさにそれだった。
めでたく私信を勝手に汲み取り、毎日プレーを追うように。
ソト選手が打つたびに「神は居た・・・」とつぶやく日々。

(ちなみに語源は主題歌を担当させていただいていたアニメ〈物語〉シリーズ「化物語」の八九寺真宵ちゃんです)

だってあんなに何度も何度もドラマチックなところで打てるなんて、
ゲームの支配者だとしか思えなかった。
この世界の支配者って、神様だろ。

一度フォロワーさんの応援している投手が被弾した時、
「ツイート消せ!」と怒られたこともあったな。
でもやめなかった。
推しは推せる時に推さなきゃいけないから。


こんな経緯があって、
プロ野球選手・ソト選手を好きになった。
そして後追いでテスト入団の事実を知る。
そこで合点がいった。
ただの「推し」が「人生哲学を説く神」に変わった。

ああ、ソト選手は、
天才だから神様ぜんとした成績を残しているわけじゃなくて、
貪欲な挑戦の繰り返しで神に近づいた人間なんだな。
そうわかったんだ。

当時28歳。
歌手であればもう若手とは言われないし、会社員でもそうなはず。
一回り経験した上で、異国に行き、審査される側として挑むこと。
それは体力的にも、精神的にも簡単なことではなかったはずで。
プライドって、あるし。

私はプロ入り13年目の歌手。
ライバルが次から次にデビューしていく世界で、
自分にしか表現できない歌を信じファイティングポーズを取り続けている。
時には奥歯を食いしばって自分を売り込まなければならない時もある。
そんな時、ふと脳裏に浮かぶ神。
「ネフタリ・ソトのようになりたくないのか?」
その問いが私のお尻を何度も叩くんだ。

横浜スタジアムのガチャで引き当てたソト選手バッジ


根本的に、
私は好きな選手がどのチームに行こうとも応援し続ける。
その一番の理由は、
私自身が歌手という表に立つ人間として、
どこの事務所にいこうとも応援し続けてくれるファンの存在の大きさを痛いほど感じてきたからだ。
それは、それだけで、生きる意味にさえなる。

色んな応援のしかたがあるだろう。
人によっては私がミーハーで異端に映るだろう。
でもいいんだ。
何を引き換えにしても、
大好きな選手のプレーが提示する人生哲学を見落としたくはない。

私はソト選手を応援し続ける。
マリーンズのチームカラーにソト選手はきっと合う。
試合を決定づける一打。沸き立つZOZOマリン。
見える。見える。見える!!!

来年も日本に"神は居る・・・"!
そのことが、私の歌にどれほど力をくださるか!
ソト!ソト!ソト レッツゴー!!!!!


日本大通り駅に来たら必ず撮るソト選手の柱
柱😭


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