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【日本史①】縄文時代 ―日本人のルーツはどこ?―

日本人のルーツを探るかつては、日本に旧石器時代はなかったと考えられていました。旧石器時代というのは、石でできた道具を使っていた時代のことです。 ところが、独学で考古学を研究していた相沢忠洋さんという方が、日本における旧石器時代の存在を証明したんです。相沢さんが群馬県みどり市岩宿で見つけた黒曜石のかけらが日本の旧石器時代の石器だとわかり、その後、多くの旧石器時代の遺跡が次々と発見されていきました。 例えば、静岡県浜松市で発掘された「浜北人」の化石人骨や、沖縄県八重瀬町で見つ

    • 【日本史】幕末の外交官、川路聖謨 ―ウィットと知性で乗り越えた激動の時代―

      幕末の動乱期、 すごい外交の腕前を見せながら、幕府と運命をともにした男がいました。 その男の名は、川路聖謨。 下級役人の息子から、幕府の重要人物にまで上り詰めた川路聖謨の波乱万丈な人生を、これから紹介していきます。 川路聖謨は1801年、今の大分県で生まれました。 17歳で幕府の役人になって、そこからどんどん出世していきました。 20代で旗本(将軍に直属する家臣)になり、30代では寺社奉行所で、事件を裁く立場になっていたんです。 特に有名なのが「仙石騒動」という、武家の

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      • 世の中みんな、頭がいい

        一般に「頭がいい」とされる能力は、細かく見ると 記憶力、理解力、発想力、分析力、、、と多くの能力に分解できる。 更に、理解力という能力を分解してみると、「質」と「量」の観点で分解できそうだ。 理解力の「質」が高い人は「1を聞いて10を理解する」だろうし、 「量」が優れている人は、「短い時間に多くの情報を処理できる」だろう。 理解力の「量」が優れている人は、「聴覚」と「視覚」のどちらに強みを持つかで分けられる。 視覚的理解に強みを持つ人は、一般的な読書速度である400〜

        • 方言で広がる世界認識について

          僕は、方言を話す。 「良いじゃん!だら?(そうでしょ?)食べりん(食べて)」 よく、田舎っぽいとバカにされることが多い方言であるが、方言を話すことによるメリットはあるんだろうか。 僕は「方言を話すと世界が広がる」という説を主張したい。 以前、友人とこんな会話をした。 この単語の違いを理解すのためにキーとなるのが、「能動性」である。 覚えるには2つの種類がある。 能動的な記憶と、受動的な記憶。 前者は英単語を覚えるときのように、必死に覚えようとする。 後者は好

        【日本史①】縄文時代 ―日本人のルーツはどこ?―