源氏物語を読みたい80代母のために 13
※画像は母のむかーしの作品を修復、remakeしたもの。
ああー遂に、遂に「夕霧」が終わりました(ブログで)。ヒカルの代の話はあと二段で終わり……あああ、寂しい。
などと言ってる場合ではなく、母はもう十巻まで読破、十一巻なう。え、80代よ?マジか。新書版十冊を一年もかからずに。嘘でしょ。ワクチンももうすぐ二回目を打つらしいし、無敵っぷりにますます磨きがかかること請け合い。ちなみに夫の母、義母も80代でパソコン教室に通い、ノーパソを駆使されてワードで作った暑中見舞いを送って来られました。ワクチンは二回接種済み。す、すごい。日本の80代女子どんだけ。私も頑張らなくてはまだ接種券も来てないけど!
で、この間電話で話したんですが、やはり「若菜」はとても面白かったらしくて、すいすいいけたらしいです。この辺りは特に一人一人のキャラが立っていて心の内も詳細に書いていたりするんですが、
「人物にしろ人間関係にしろ色んな考え方にしろ、今と何も変わらん」
という感想とのこと。いやホントそれな。ちゃんと人物が生きて動いているんですよね。ただ時代が違う、慣習が違うというだけで、実はさほど価値観にも大きな差はないし心の動きはまるで変わらない。平安時代に書かれた長編小説なのに。何にし楽しみつつ、ゴールに向かってほしいです。
さて残りは「御法」「幻」ときてあとは宇治十帖。これもまた楽しみではあるんですが、自分自身の「ヒカルロス」が怖い今日この頃です。宇治十帖に登場させちゃおうかしら。
「おさ子の本」もよろしくです。
「文字として何かを残していくこと」の意味を考えつつ日々書いています。