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『ファン・ゴッホのパリの2年間』3

アマゾンで『ファン・ゴッホのパリの2年間』を書くために本をどんどん購入しています。
ネットで注文するのですから中身が分かりません。
アマゾンではないのですがヤフオクで『ゴッホ 星への旅』上下巻を落札したのですが、届いたのはアルル以降の小説でした。
ほとんど意味がありません。
星への旅なのですから、考えれば『星月夜』の絵なんだなあと分かるので、アルル以降の小説だと分かるのですが、まあそこまでは推理して本を買いませんからね。
この本は東京新聞に連載してたのを本にしたようです。
パラパラと読んだのですが、そこにはフィンセントとテオの兄弟がパリで広い部屋に引っ越した時のことについて、テオの勤めている画廊にも近くなった、と記してありました。
私と同じような勘違いをしています。
モンマルトル大通りをクリシー通りと勘違いしてしまうのでしょう。
モンマルトルの丘の裾野だと勘違いしてしまいます。
これは前投稿でも書いた通り、モンマルトル大通りはモンマルトルの丘の近くではなくオペラ座の方の大通りです。
テオの画廊は引っ越しにより、逆に遠くなったのです。
ネットがなかった時代ですから、かなりのパリ通でなければ勘違いしてしまうことですから作者を責められません。
今回4~5冊の本が来たのですが、あまり役には立っていません。
ギュスターヴ・モローの本も読みましたが、ファン・ゴッホとか浮世絵に関しては書いていませんでした。
モローと言えば象徴派の画家の代表のような画家ですが浮世絵もコレクションしていました。
隠岐 由紀子の論文に『ギュスターヴ・モローと浮世絵芸術』とありますから。
ただこの論文はまだ読んでいませんし、おそらく英語で書かれているかもしれませんから無理ですね。
誰か中身を教えてくれるか、日本語で一般公開してほしいものです。
モローと浮世絵やファン・ゴッホの関係は、モローの弟子にクレポンコレクターのマチスがいて、モローの絵はゴーギャンに影響を与え、象徴派の画家には、これも浮世絵コレクターのクリムトがいるし、象徴派と同じような歴史画を描いていたイギリスのラファエル前派は、ファン・ゴッホがアルルでやろうとした画家の共同体の見本であったし、そのラファエル前派のダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの弟、ウィリアム・マイケル・ロセッティはイギリスの代表的な浮世絵とクレポンコレクターでした。
そしてモローの後半の絵ってクレポンに似ています。

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だから、もしファン・ゴッホがパリに着いた1年後にモローの展示会を見たならまた違う感想を持ち、この二人の画家が出会った可能性もあったのです。
しかし、モローの水彩画の展示会は3月でしたからファン・ゴッホはまだバルビゾン派やハーグ派の暗い色彩に固辞してた時期なので、それほどの興味を抱かなかったと思います。
せめてレルミットのように農民画だったら大いに興味を抱いたでしょうが、ローマ時代の歴史画が主な作品ですからアカデミー絵画の枠に入れていたと思いますので、それほどの興味は抱かなかったでしょう。
これから調べて行って覆るかもしれませんが。

        レルミットの明るい色彩の農民画☟

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『ファン・ゴッホのパリの2年間』の小説は明日からフェイスブックの『ファン・ゴッホのパリの2年間』のグループにて公開していきます。
これは明日から公開がプライベートになりますので、このグループに入らなければ見られません。
川上宏のフェイスブックに今回の投稿も載せますので、そこで「いいね」を押してくだされば招待します。
フェイスブックで川上宏と検索し沖縄フリーダムのオーナーでトイプードルを抱いて座っている写真が出ましたらそれです。

https://www.facebook.com/groups/155382516338312


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