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なぜハーブティー専門店を志したのか? 

”どうしてハーブティーなんですか?”
このお仕事を始めてからよくご質問をいただきます。
今日は私がハーブティーのお仕事を志したきっかけを綴ってみたいと思います。よかったらお付き合いください。


自身の体質に悩む20代

私は20代前半まで、毎月重い生理痛に苦しみ日常生活にも支障をきたすほどでした。
婦人科で処方されるピルを飲み、生理が訪れる度に痛み止めを飲む日々…
毎月苦痛で恐怖すら感じていたのを思い出します。

転機が訪れたのは今から15年前 私が25歳の時でした。”この先40年もこの痛みと付き合うなんて無理…”と心の底から悲しくなった瞬間がありました。けれども、ふと「いや、ちょっと待てよ。あきらめるのはまだ早い、だってこの問題に対してなにも努力してないやん。」
それから、ダメもとで根本的な体質改善に取り組む決意をし、ネットで”生理痛 体質改善”といったキーワードをひたすら検索し、自分に合いそうな情報を集めたのを覚えています。

その中のひとつに、生理痛のセルフケアとしてハーブティーがおすすめという記事を発見し、そこから後に自身が学ぶことになるメディカルハーブという分野を知るのでした。

メディカルハーブ:自然療法の一つで、ハーブに含まれる成分を摂り入れて身体のバランスを整えることで私たちが本来持っている自然治癒力を高めていこうとするもの。

ラズベリーリーフのお茶を1日3回、半年飲む

当時勤めていた会社の近くに、メディカルハーブの知識を活かして体質改善の相談にのってくれる自然療法のお店を発見し、藁にもすがる思いで訪れたのを覚えています。
ハーブティーなどほとんど飲んだことがなく、「なんとなく体に良さそうな飲み物」という程度の印象しかもっていませんでした。正直、半信半疑でしたが、「まぁお茶やし、悪いことにはならんはず!」という安心感も背中を押してくれました。

そこで勧められたのがラズベリーリーフというハーブで、それを煎じて最低でも1日3回、半年間毎日続けるという方法を試すことになりました。

ラズベリーリーフ:月経にまつわる不快症状の改善や、産前・産後のケアなどに役立つとされており、別名”女性のためのハーブ”とも言われている。
子宮や骨盤周囲の筋肉を調整する働きによって、月経痛、月経不順、月経前症候群といった月経のトラブルを改善したり、更年期のつらい症状を緩和したり、産前産後にも効果が期待できる。

日本メディカルハーブ協会

ハーブティーは、1日3回(朝、昼、晩)こまめに飲むのがよいとされ、常に体の中にハーブの成分を維持させることが目的です。
しかし、当時営業職だった私は、仕事中にお茶を淹れて飲むということが難しい状況でした。
そのため、朝に500ccのタンブラーにお茶を作り、持ち歩きながら少しずつ1日かけて飲むという方法で、ハーバルライフに期待を抱きながらスタートしました。

しかし、開始から半年間はラズベリーリーフを飲みながらも、ピルと痛み止めを手放すことが難しい状況は続き、ハーブティーはお薬のような即効性はないのだと改めて実感したのも事実です。

ハーバルライフ6ヶ月目の体の変化

ハーバルライフ6ヶ月目を迎えた頃、生理痛がいつもより軽いと実感したのを覚えています。
いつもなら2日間は痛み止めを飲むところ、少しお薬を減らして過ごすことができました。

のちに、ハーブティーの循環サイクルを知るのですが、
1ヶ月目『浄化期』、2ヶ月〜3ヶ月目『吸収期』、4ヶ月目以降『実感期』となっています。体質により実感期に入るタイミングは人それぞれですが、私の場合、6ヶ月目がそのタイミングだったのだと思います。

その後も根気よく続けた結果、徐々に痛み止めを飲む回数が減り、最終的には薬の服用をやめても、悶えるような強い痛みはほとんど感じなくなりました。ラズベリーリーフによる体質改善は約1年間続けましたが、さすがに味に飽きてしまい、次第に飲む回数も減っていきました。
それでも、ハーブの効果を身をもって実感したことで、ラズベリーリーフこそ飲まなくなったものの、何かしらのハーブティーを飲む日々は続いています。

ハーブティーの魅力を広めるには

植物の恵みが私たちに与えてくれる柔らかな力とその奥深さを目の当たりにし、もっとたくさんの人に伝えたい、いや伝えなければ!と、日々その気持ちが強くなりました。
その思いから、20代は仕事の傍ら、ひたすらメディカルハーブの学びを深めていきました。
そして、ハーブティーを「飲み物」として捉えた時、日本ではまだまだニッチで、小難しさや特別感が強く、それが暮らしに馴染みにくい理由だと気が付き、私のやるべきこと、進むべき道が明確になりました。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来週は「ブレンドにこだわるワケ」についてお話をさせていただければと思います。
それではみなさま、よい1日をお過ごしください!

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@kawakamichabaten














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