自分について
川上 嘉一
ニックネーム:キャミ
仲良し夫婦を増やす活動をしています
パートナシップ研究所主宰
想いの代筆屋
■プロフィール
青山学院大学卒業。
2014年の離婚後、身近な人とのコミュニケーションに課題があったことを自覚し、2017年から会社員と両立してコミュニケーションのトレーナーとして起業しました。
コミュニケーショントレーナー、講師として100回以上のセミナーに登壇し、のべ500名以上に豊かな人間関係を築くためのマインドセットやコミュニケーションスキルを伝えてきました。
その後セミナー業界に入り、2019年に東京都中央区にてセミナールームの運営、イベント主催の法人を設立しました。
しかし、設立翌年にコロナ等の影響で事業を失敗し、多額の債務を背負い会社を譲渡します。
自身の離婚経験と重ねあわせての絶望の中でも前を向かないといけない想いになり、深く自信を内観する日々が続きました。
その中で、これまでの失敗や挫折などの出来事や数々の出会いは、自分の人生の課題とテーマを知るために必要な経験だったことを知り、等身大の自分を認めたら現在のパートナーと劇的な出会いをします。
現在のパートナーとのやり取りの中で「結局、身近な人間との関係が人生の質を決める」ことを痛感し、その人の本当の姿、課題やコンプレックスが一番出るのがパートナーシップで、等身大の自分を知って、自分の不完全を認めて、それを相手に伝えることで、自分も相手も幸せになれることがパートナーシップの喜びだと痛感します。
そして多くの人に知ってもらうべくパートナーシップに特化したカウンセラーとして再出発をします。
現在は、パートナーとの関係にお悩みの方にセッションを行いながら、「こじれる前に本当に知るべきこと」の活動に注力、性別や価値観など、自分と相手との違いを知って認めることの大切さを啓発する活動を行っています。
日本中を幸せなパートナーシップで溢れさせることをミッションにしています。
数多くの夫婦や経営者と接する中で、「本気の想いを伝える」というステージで多くの方がつまづいている現状を知りました。言葉にならない想いを言葉にすること、それを伝える大切さについて、夫婦はもちろん経営者の方へのアプローチへと幅を広げています。
○オンラインサロン「パートナーシップ研究所」
○Youtubeチャンネル「バツイチカップルの大人の日常」
○ラジオパーソナリティ「男と女の本音トーク」
○NHK番組出演、他講演など多数実績あり
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川上嘉一 Yoshikazu Kawakami
【不安と憤りの少年時代】
親に愛されていないと思っていました。不安と憤りの感情を抱えながら子ども時代を過ごしました。頑張ったり親に気持ちを表現しても気に留めてもらえなかったと感じていました。僕のこと好きじゃないんだと感じてきました。
だから「どうせ自分なんて」という諦めの気持ちを抱えながら過ごしていました。ひとりぼっちでどうしていいか分からない、でも誰にも聞けない、誰に何を言われても「俺はこうしたいんだ!」というような自分の意思や喜怒哀楽を出すことができませんでした。
【ええかっこしいの自分】
怖くて自分を出せないのでどこに行ってもすぐにほどけるような人間関係しか築けませんでした。他人と深く関わることを避け表面上は調子よく周りに合わせ「ええかっこしい」でうまくやって来たんです。
高校卒業と同時に上京し距離感のある人間関係が楽だと感じ就職してからも仕事面ではそれなりにできたと思います。
しかしそんな自分が好きになれず、周りの人も心から好きになれず、人と深く関わるのを無意識に避け束縛しないという形の表面的な優しさでしか人と接せられない日々が続きました。
自分が何がしたいのかよくわからず色々なことにチャレンジしました。周りからは「すごい行動力」などと褒められたりもしたがいずれもやり抜くことができませんでした。
そんな僕が、結婚することになったのです。
【混沌の結婚生活】
結婚し子どもを授かりましたが妻とコミュニケーションがうまくとれず、それを相手のせいにして互いを責めるような喧嘩が絶えませんでした。
僕がしていたコミュニケーションは、自分の考えを表さず相手に合わせるか、「もういいよ、自分でやるよ」とキレて不機嫌になるというもので、どちらも自分が自分の心に素直でいませんでした。
そして、その相手との小さなほころびはだんだん大きくなり、厄介な感情が紐づいてきます。嫉妬、妬み、劣等感、許せない・・・
感情が爆発し、結婚生活は7年で終わりました。
別れた後も子どもには会うことができました。親の都合で辛い思いをさせている申し訳なさと、たまにしか会えなくても親らしいことをしなければいけないという思い。子どもに対してもええかっこしいの僕はそんなことを考えながら会っていました。
子どもと会って遊んで離れる時間になり、引き渡しの場所に向かうため車を走らせていました。あと5分くらいで引き渡しの場所に着く、離れたくなくて無言になっていました。
ふと助手席の子どもを見て驚きました。
子どもが泣いていました。
そして泣きながら
「お父さんはいつ沖縄に来るの?」
と言ったのです。
「お父さんと一緒にいたい、帰らないで」
その時、僕の中でもう一人の自分が目を覚ましたのを感じました。
「この子を立派な大人にすることが自分にできること、自分が立派にするんだ」
今まではうまくいかないのを人のせいにしていました。しかしそうではなく自分がどうすればうまくいったのか、自分の何がいけなかったのかと向き合う。これがまずするべきこと。初めて自分にベクトルが向きました。それまでの自分のええかっこしいが恥ずかしくなりました。
【別れて一人になった後、僕がしたこと】
ある日、ネットで「夫婦問題カウンセラー」という職業の人が書いているコラムを見つけました。自分の経験が活かせるかもしれない。報われるかもしれない。という思いで、僕は一念発起し、夫婦問題カウンセラーの資格をとりました。
しかしいざ活動使用をすると、強烈なブロックがかかりました。できなかったのです。自分にはできない、と思ってしまったのです。
そんな自分に気づいた時が、どうして僕が夫婦問題カウンセラーを学んだのか本当の理由を知ったときでした。
なんで自分はこんなに上手くいかなかったのか、なんで相手が自分の思うようにならなかったのか、相手は何を考えていたのか、それが知りたかっただけだと気がつきました。
苦しんで悩んだ自分だからこそ同じように苦しんでいる人の気持ちがわかる。だから救いたいと思っていたが、本当は、自分が楽になりたかっただけだ。
幸せじゃない自分がどうして人を幸せにできる?それが分かりました。
相手に求めているうちは 幸せになれない。正しい/間違っているで考えているうちは 幸せになれない。ようやく僕は自分に指が向き始めました。
【さらなる回り道】
しかし、頭でわかっていても本当の意味でこれが腹落ちするには4年かかりました。まだ回り道するのです。
「離婚という大きなしくじりは表面上のことで、その根幹は自分の生き方に問題がある。ずっと他人の評価で生きてきて自己犠牲に基づくGIVEだから何やってもうまくいかない。うまくいかないのを他の何かのせいにすることでかわいそうな自分を演じているだけだ」
ようやく直視することが出来ました。うまくいかない原因は、他者とのコミュニケーションの取り方に問題があるからだと結論付けた僕は会社員をしながらコミュニケーショントレーナーとしてセミナーやセッションを始めました。
そして、セミナールーム事業に関わり経営者としてスタートすることになります。
そんな僕に多くの先人たちが売上を上げるためのノウハウ、アドバイスをしてくれました。
でも行動が遅い、やりきれない。「こんな空間を作って世の中に貢献したい」と立ち上げたものの(こんな風に言っておけば良く思われるだろう)つまり本心ではありませんでした。
ほどほどには売上は上がったものの未来に向けて動くことなどできずただ目の前の作業と金策に終われる日々、僕は疲弊していきました。
【コロナを機にみつけたもの】
しかし、セミナールームがコロナで大打撃を受けたことを機に自分に向き合い、いままでの生き方への違和感から逃げられなくなっている自分と直面します。いや、こんな風に感じてはいけない、こうでなければいけないといった自分の頭でなく自分の心で感じたものを100%信じよう。という強い思いに従って行動することを決めます。
セミナールームをクローズし、ええかっこしいや虚栄心や劣等感を脱ぎ捨てた自分と対話する日々。過去の経験があるから今がある。しかし実際には過去にあった出来事をどう解釈してきたか が今の自分はこうであるという思い込みを作っていました。
その「自分はこうである」を一旦壊す必要があることを感じました。
しかしそれを感じたのと同時に押し寄せてきた感情は、えも言われぬ恐怖。ここまでやって来た48年間の自分を否定することにもなりかねない、自分はそれに耐えられるか・・・
しかしもう自分にウソをつくことは出来ませんでした。何かに突き動かされるように過去の数々の自分の行動がどんな感情から生まれてきたのかを掘り下げつづけました。そして今までの自分がしてきた経験や数々の失敗はうまくいかない人生のプログラムを自分で選んできたからだということに気づきました。努力してうまくいっても、親からも周りからも気にかけてもらえないうまくいっていない方が親や周りから関心をもってもらえるという「思い込み」からうまくいかない方を選んできたんだと気づいたとき、もう笑うしかありませんでした。
気づいたことで、どうすればいいか・・・自分の心に聴いてみました。人は自分の体験 特に失敗したことからしか学べないであれば自分がいままでしてきた数々のしくじり、ウソを隠してきて人と深く関われず自分がどうしたいのか深く考えず流されるように大学に入り華やかな東京にもなじめずかといってやりたいこともなく結果留年し就職もブラック企業でうつ病寸前、結婚にも失敗し、転職もうまくいかず起業もうまくいかなかった。
この自分の失敗だらけの人生は、自分の苦い経験や失敗を「だからうまくいかなかったのだ」ではなく「等身大の自分を知るための出来事だった」同じような経験をして苦しんでいる人を救うためにこの経験を自分がしたのだという意味に気づいたのです。
なかでも特にあの離婚という失敗がなければ、 このダイヤモンドの知恵を手に入れることは出来ませんでした。
【思いの原点】
もう自分の心にウソをつくのをやめようと本気で思った時、僕が一度4年前に資格を取ったものの諦めてしまっていた夫婦問題カウンセラーという山が現れました。
今までその山に登るのを避けてきたのは、自分が幸せじゃないのに苦しんでいる人をどうして幸せにできる?という思いからでした。
いまのパートナーと出会い幸せになったからこそ、幸せじゃない自分がどうして人を幸せにできる?の本当の意味が腹落ちできました。かつての僕と同じように身近な人との関係で苦しんでいる人たちがいたらその人たちに「そっちいくなよ!」と言うことが僕がした苦い経験の意味だと思っています。
僕はずっと逃げていました。そして自分が逃げていることを表面上は自己嫌悪を感じながらも心の中では100%他の誰か、何かのせいにしていました。別れた妻によく言っていた言葉。「じゃあもういいよ、自分でやるよ」意見がぶつかった時、僕の対応は自分の意見を出さず、相手に合わせるか、じゃあいいよと開き直るか。当時はそれが相手のせいだとずっと思っていました。
でも、そんな逃げていた僕がどれだけ相手を悲しませ失望させていたのか。ようやく気付きました。自分の考えを表さないのは言い換えれば伝えるのを諦めているということ。それは自分にもウソをついている上に目の前の相手に失礼なだけでなく失望すらさせている。そんな僕に期待しなくなったのかもしれないな。
小さなことをそのままにしておくとだんだん積もり積もってくる、そしてそこに感情が乗ってくると厄介なことになることがよく分かりました。いろいろあったけれど感謝しています。ありがとう。あなたのおかげで、身近な人との良い関係が幸せな人生に欠かせないことだと分かりました。失敗して分かったことです。これは等身大の自分を知るために必要な経験でした。
ええかっこしいを捨てて自分は弱いと認めたら人生に一番大切なものが手に入ってきました。夫婦の関係がぎくしゃくしている二人の間、ボタンを一つ掛け違っているだけそこに気づいてほしい。たった一つのことが分かったら一瞬でパートナーとの関係が変わりました。幸せはすぐ近くにありました。
現在は、自身の経験から「最高の相方と最高の人生を」をテーマに自分を愛し、目の前の人を愛せる人を一人でも増やすことを人生のテーマとして生きようと決めました。家族との関係につまづいている人なぜか家族にイライラが止まらない人に対して、家庭の中で自分にウソをつかずに日々幸せを実感できるようになる方法を数々のセッションを通じて伝えています。
■以下、メッセージ
家で自分を自分以上に見せたり 立派であろうとしたり 主導権を握ろうとしたり正論をぶつけたり 相手の立場を考慮せず一方的に決めつけたりそれがパートナーを孤独にさせることになり結果自分も孤独になります。
お互いに馴れ合いになることなく自立した二人が愛と感謝をベースにお互いさまと思うことができ支え合い信頼し合うそんな関係を築くことで自分に自信を持て、本当に幸せになれるのです。大きな夢を持ち、前向きに頑張れば必ず成功できると言い聞かせてその結果どんなに富や名声を得ても身近な人との関係がうまくいっていないと本当に幸せにはなれません。
「パートナーへの感謝の心が薄れ自分は正しい/相手は正しくないで争った時期を経て、今は相手に期待しないことでバランスを保っている、諦めている。期待しても失望するだけ、それなら期待しない方がいい、自分は自分。そして夫は仕事に、妻は子育てや仕事や自分磨きに打ち込みそこで承認と満足を得ようとする、もしかしたらこんな家庭が多いかもしれません。
しかし家庭とビジネスは連動しています。僕らが生まれて来たのは両親あってのこと、つまり夫婦という存在がいたからこそ僕らは今ここに存在しているのです。だから夫婦が幸せになる必要があるんです。
パートナーの存在に心から感謝できること、隣に並んでゆったりゆたかに誰かと一緒に生きるっていいなと胸を熱くするそんな思いを共有し合える関係になってほしいと強く思っています。
パートナーとのご関係で何かしらのお悩みを抱えていらっしゃる方へ
誰にも言えずひとりで抱え込んでいるお気持ちを、
まずは第三者に話してみることで
ふっと楽になったりするものです。
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