先週何読んだ?(第10週)
早いものでもう12月。10週目にして週半ばに体調不良でダウンする前に必死で復活にチカラを注いだ(つまり寝た)ため先週は投稿できず…。つってもその週末もバタついて月曜になっちゃったので、実際は先々週の話なんですがw。ようやく復活しましたが、今度は師走でイベント前で忙しなっっ!!
っと慌てております。が、まあとりあえず先々週・先週読んだ本はなーんだ?というと…。
『正体』
先週(先々週のその前の週…あ、もうわからん)、読み始めたコチラ、
週明け早々読み終えました!
いやー、途中から一気読みだった…。染井さんは実は初読み。
映像が浮かぶような描写でハラハラしながら読むことができました。
二章のオリンピック施設の工事現場のくだりで、ちょっと奥田英朗の『オリンピックの身代金』を思い出しちゃった…奥田英朗さんの扱うテーマ(社会派的なところが)と似てるのかな…?とも思う(ちなみに『オリンピックの身代金』も映像が見えるような、読ませる作品です…!)。
ただ、エピローグはいらんかったかもしれん…(個人的に)。
あとがき(文庫だけかな?)も、私はなくてよかったかなぁ、と。なぜなら余韻に浸りたかったからです。映画も観に行くつもりです(ドラマは未視聴)。
『生きのびるための事務』
気になりながらも読まずにいたこちら、何にひっかかっていたのかというと「事務」というワード。苦手なんですよ…事務作業。ずっと座ってるのが恐怖でしかなくて。でも坂口恭平さんだし、「生きのびる」ための「事務」だし…、私がイメージしてる「事務」とは定義が違うのかもしれない。そう思って本屋さんで思い切って手に取ってみたところ、まさに。
やりたいことをやって生きていくための、設定方法的なことを「事務」と
坂口さんは呼んでいるのかなと思いました。
マンガになっているので、ぱらぱらっと読んでもわりにすぐ読めそうなんですが、一通り読み終わった後に実際に取り入れつつ再読していこうと思っています。「事務」という言葉の意味合いがすこし自分の中でも変化しそう。
『さびしさについて』
週後半からしばらくちびちび読んでいたのはコチラ。
植本一子さんと滝口悠生さんの往復書簡。植本一子さんはエッセイを読んだことがあり、一子さん自身が抱えている「孤独」のようなものに(勝手に)共感をおぼえている。滝口悠生さんは大好きな作家さんのひとり(滝口さんの文章めっちゃ好き。奥さんが文章にひと読みぼれ?して結婚したっていうエピソードがわかりみすぎる)。タイトルからして読んでみたくて購入したものの、なんだか勿体ないような気がしてしばらく積んでいたやつ。ちょうど今の気分にぴったりのように感じて手に取ってみたのだけれど、しみじみ好きすぎてじんわり涙ぐみながら読んでいる。
『さびしさについて』を読んでいる途中で風邪っぽくなってしまい、
そこから体調不良が続いたため2週間で読了したのはこの3冊でした。
読みかけも2,3冊あるのだけれど今週もどうも読めそうな気がしないので、
次回はふたたび1週空きそうな気がしています。12月は本読めるのかなー、と今から不安ですが、まあ読むでしょう。