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今週何読んだ?(第9週)

ちょっと余裕があったように思うのに、
気づけば日曜夜(はて)。
いそいでこちらをまとめております。
読む本たくさんあるのに積読が止まらない。次々に本買ってしまう…!
なのに本屋行ってしまうワタシを誰か止めてくださいw。
そんなある種病的な積読メイカーですが、そんな私が今週読んだ本は…?


『本心』

再読。映画を観に行って、読み返したいと思って(映画については別で投稿)。やっぱり平野作品は素晴らしいと思う。初読は話の流れが気になって飛ばし読み気味になるので、いつももう一度読み返そうと思うんだけど、
重厚なので時間かかるん。で、読んだのに積んである状態になるんですよね、結局。多分3回くらい読んで丁度よいくらいなんじゃないかなぁ(個人的体感)テーマが重層的だから、なかなかのボリューム感があるんだよね…。

前回読んだ後、『私とは何か 「個人」から「分人」へ』を読んだ。
平野さんの「分人主義」についてまとめられたものなのだけれど、それを読んでから今回もう一度この作品を読んだからか、入り方が違ったように思う(つまり前よりわかりやすく感じた)。

平野作品は『日蝕』は出版当時(芥川賞で話題だったので)読んだけれど、その後はだいぶ間が空いていた。昨年ごろからまた読みたくなって、後期分人主義の3作(『本心』含む)のみ現在読了済み。分人主義の作品と、初期3部作はせめて読んでおきたいんだけど、1作品読むのにまあまあな時間がかかるので、なっかなか進まんとです…。
しかし読了済の『マチネの終わりに』『ある男』と共に、こちらの『本心』も素晴らしい作品だと思う。


『大阪』

『図書室』を読んだ勢いで前から読もうと思っていたこちらを購入。
文庫の解説が西加奈子さんなのも相まって。柴崎友香さんは何気に初読みなんですよ、ずっと気になってて積んでる本はあるのだけれど。

違う土地から「大阪へ来た男」である岸さんと、大阪から東京へと出た「大阪を出た女」の柴崎さん、おふたりの「大阪」のエッセイ。まだ途中だけれど、大阪の空気をめちゃめちゃ感じている。その空気をじわりじわりと感じたいから、一気にじゃなく時間をかけてゆっくり読みたい。


『さよならのあとで』

夏葉社さんのこちらは、手元に置きたいと願っていた一冊。
ひとり出版社である夏葉社の島田潤一郎さんのエッセイ『あしたから出版社』に、この本のことが書かれていたのを読んでから、ずっと気になっていた。

書かれているのは、一編の詩。余白が多く、全体的に白っぽい印象。
だからこそ、ゆっくり頁をめくって、ことばか自分の中に、じんわりしみ込んでくるように読める。

かなしみにそっと寄り添ってくれるような静かな詩のことばと、そっと置かれた挿絵と、この本のやさしい手触りを、静かに味わいたい。


『正体』

こちらもまだ序盤で読み途中。書店で映画のCMみて購入しました(音楽がヨルシカでね、良さげだったのですよ)。映画観に行きたいから、それまでには読みたいな(今回は先に読む派)。しかし結構な分厚さ、読み応えあっる〜♪

そんなわけで今週は4冊、というかほぼ『本心』で、あとはつまみ食い程度の読み加減です。
『さよならのあとで』を『本心』のあとに開いたので、ふしぎなタイミングだと思いました。

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