挑戦という道。
『第五の山』
(作:パウロ・コエーリョ 訳:山川紘矢+山川亜希子)
という小説を読みました。
人には、幾ばくかの苦難に直面することがある。
それを乗り越えるための、人生のヒントを教えてくれるような作品。
旧約聖書に登場する、預言者エリヤの物語。
天使の声に従ったが故に、国の裏切り者として追われるようになるエリヤ。
命からがら辿り着いた町では、ひとりの女性に助けられ、しばらくそこに滞在する。
その後も天使の声に従うが、望むようにはならず、与えられるのは試練ばかり。
後に悲劇に見舞われるエリヤは、ヤコブと神が取っ組み合ったという昔話を思い出し、時に神と争うことも必要なのかもしれないと考える。
自らの使命感と葛藤しながら、果たして何を"選択"していくのか。
絶望の淵から這い上がる、愛と勇気と"解放"の物語。
前進するためには、運命に挑戦しなければならない日が来るかもしれない。
その時は、この物語を思い出そう。