はじめてのリストカット
耳朶にピアスひとつ開けたことがない、耳ヴァージンの私が初めて自ら齎す痛みと出会うことになったのがリストカットです。
真夜中にたった1人取り残されたある日、私は耐えきれずとにかく自分の何かを奪いたくて台所から大きな包丁を取り出しました。
それで手首の甲に充ててみても、うまく切れなかったため、デスクの上にあったカッターで再度チャレンジするも無念。
翌日、ガードなしのカミソリを購入し、待ちきれずショッピングモールのトイレに籠って腕をたくさん切りました。
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