貨幣経済の「獄中逆理」/役立たずの貨幣理論
貨幣経済とは「貨幣が一番ではない世の中」だ。
本記事ではこの衝撃的すぎる事実を世界に先駆け公表する。
人類文明に叡智の荒波を起こすことを許して欲しい。
それでは、天地開闢以来もっとも衝撃的かつ洗練された講義の幕を開こう。
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貨幣経済においては、どれだけ貨幣を蓄えても天下はとれない。
ましてや天上をうかがうことなどおぼつかない。
例えば、
渋沢栄一がどれだけ貨幣蓄財を行っても三八式歩兵銃は買えなかった。(諸説あり)
ビル・ゲイツがどれだけ貨幣蓄財をなしても核兵器は買えない。(諸説あり)
暴力装置を購入できない貨幣をいくら蓄えようが、天下に布武はできない。
すなわち、貨幣経済においては貨幣が天下権力に繋がらない。
つまり貨幣経済とは「貨幣が一番ではない世の中」なのだ。
いささか逆説的なれど、
貨幣を二番手以下に落とし込むことで、貨幣経済というものは機能してきたのだ。
したがって、
もし仮に、
貨幣経済において貨幣が一番上になったらば…
ここから時を超えて紡がれていく衝撃的議論とその結末はまた後日の講釈にて。
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