あれもしかしたら自殺未遂だったかもしれない。
この前、お世話になってる企業家さんに「最近の川口さん、マザーテレサみたいな活動してますね」って言われて青汁吹いた。
テレサならまだわかる。顔色悪いし。
私は隙あらばゴロゴロしたくてフリーランスになった川口真目(カワグチマサミ)です。
このままじゃ詐欺師になるかもしれん!と思って急いでnoteを書いてます。
最近ハマってるchatGPTに川口真目ってどんな人?って聞いてみました。
これはエセマザーテレサだわ。
でも、この活動は全部、私の個人的な欲望からやってるもの。
これでもか!まだあるんか!と自分の欲望を捌いて、よーしもうええやろ!と思ったら、隅っこの奥から「ヤッホウ!」と出てきたラスボス。
「なんて無力なんだろう」
小さい頃、握りしめてた感情。
それが、隙あらばゴロゴロする私を動かすエネルギーになっています。
この原動力、いつ発動したかと言いますと、、
息子が小学四年生のとき、不登校になった時期。
とある不登校コミュニティのイベントに参加したことがありました。
フリースクールの情報交換とか、不登校の子ども同士で遊べる友達できたらいいな〜くらいの気持ちで参加しました。
でも、思っていた場所ではありませんでした。
いろんな不登校コミュニティってあると思うし、いいか悪いかじゃない。合うか合わないか。
私はそのコミュニティに行って、正直、辛くなった。
泣きそうになった。
不登校で鬱になったり、自殺未遂をする子どもが何人もいるということを知りました。不登校も子どもの自殺も近年増えているみたい。
この世の終わりみたいな親たちの顔を見たとき、不登校真っ最中だったにも関わらず、
いやそんな顔しないで!
笑ってよー!
って言いかけた。不謹慎。
その前に、おまえ自身が不登校を解決しろよ!って話です。
だから、決めたんです。
不登校を2ヶ月で乗り越えて、その経験を発信しようと。
不登校を乗り越えるというのは、子どもを復学させることではありません。
「学校に行かせなきゃ」という私の中の偏見をぶち壊すことです。
不登校の問題を解消するポイントは、ここにあると私は感じてます。
学校に行く行かないかは、選択の1つとして受け止めようと思いました。
結果、乗り越えたと言えるまで、2年くらいかかりましたが、、。
それでも私が2ヶ月で価値観を壊そうと決意したのは、学校で理不尽な間に合い、息子の心が弱っているのを感じていたからです。
子どもが鬱になったり、自殺未遂をする理由ってなんだと思いますか?
人間、生きてりゃ一度くらいは「もうアカン」と思うことがあると思います。
それってどんなときですか?
私は、
大人が信じられなくて、絶望するときだと思うんです。
特に子どもは、今いる場所だけが世界の全てと思いがちです。家庭と学校がダメだと思ったらもうダメ。
なんでそんなわかったふうに言うんだよ!って思うかもしれないけど、わかるっていうより、思い出したんです。
私も絶望したときがあって、そのとき自殺未遂っぽいことあったなって。
オモォ〜〜〜
ザクっと書きます!
うちは母がゴミハウスにしちゃうクセがあり、父は神経質からの暴れん坊で(なぜ結婚した?)警察が定期チェックに来る家庭でした。
ご近所さんに追い出されそうになるわ、
家で寝れないから学校で寝てたら先生にも嫌われるわ、
唯一、育ててくれた祖母が10歳の頃に死んでからはマジ絶望まっしぐら!
働きたくても働けないし、
逃げたくても逃げれないし、
ただ耐えるしかない。
子どもだから。
家にいたくなくて、夜は外に出て星ばっか見てました。
ちょっと星座に詳しくなりました。
それからスターウォッチングにハマって、、、
ある日、星を眺めてるときに橋から落ちました。
階段からも落ちたし、自転車爆走しながら土手にも落ちた。なぜかあの頃おかしなくらい落ちてた。
毎日がリアルメタルギアソリッドだった。
今はそんなことないから、「あの頃、落ちすぎてたのはなぜだ?」と、考えることができました。
あれ、無意識に自殺未遂をしてたんだと思う。
ほら、引き寄せの法則ってあるじゃないですか。
それの死神版みたいな。
こわああああ!!
でも、子どもが自殺未遂するのって、大人が考えるようなイメージではないかもしれません。
こんなふうに、意識的にではなく無意識にしてしまう子もいると思う。
僕は私は「必要ない子どもなんだ」「いない方がいいんだ」「ここじゃないどこかに行きたい」その思いが、心を壊し、死を引き寄せる。
周りの大人が信じられなくて、絶望したときに。
少なくとも私はそうでした。
そしてこの世になんとか引き留めてくれたのが、亡くなった祖母の言葉でした。
大人になった今でも、その言葉は護符のように「なんかおかしない?」って思うときに唱えます。自分を信じることができます。
これを読んでる親を責めてるわけではないです。
私の親も、不器用ながら私を愛してくれてたことを今ならわかるから。
不登校で悩む親は、それだけ子どものことを大切に思っています。
親は誰よりも子どもの幸せを願ってるはず。
子どもの幸せを願って
「学校に行きなさい」と言う。
学校に無理しても連れて行く。
「学校に行かなければ幸せになれない。」
そう、思うから。
そう、思うように親もまた、育てられてきたから。
その親に、そのまた親に、、、
遡っていくと、「教育」が根源にあります。
なんだよ、結局、教育かよ〜!ってなるんですが。
そんなもん変わるんかよ〜!ってかんじですが。
でも、愚痴を言ってても変わらない。
愚痴を言うってことは、それだけのエネルギーがあるんです。それなら、少しでもいい方向に行くために使った方がエコです。
誰かのために、ではなく、自分のために。
そして自分の大切な人のために。
だから、私は子どもの頃に感じた「無力」という絶望を掬い上げてるところです。
小さい頃、ずっと大人が羨ましかった。
子どもは家庭や学校、決められた環境で、幸せか、そうじゃないかを決められてしまう。
大人は多少環境が大変であっても、行動次第で変わることができる。覚悟をすれば、逃げることができる。仲間を作れる。お金も稼げる!
絶望の経験から希望を作ることもできる。
もしかしたら、愚痴を言う人も、誰かを攻撃する人も、本当は似たような思いがあるのかもしれない。行動の方向が違うだけで。
むしろ、私は不安になります。
渇望も欲望もない人が、世のため人のために動き回ってるのを見ると。探りたくなる。あなたのその原動力はどこから作られてるんですか?って。
マザーテレサには会ったことないですけど、彼女も何か渇望することがあったかもしれない。ブッダもすんごい苦行してるし。キリストも色々あったんじゃないかな。あってほしいわ。
そもそも、私の活動がいいことがどうかなんてわからない。
例えば、私は不登校の親が学校以外の選択肢を広げる「新しい教育の学校」本を作りたいと思ってる。連載して発信もいきたい。不登校の親子が楽になるために。でも、それが一方で、今学校で頑張ってる関係者の方に不快を与えるかもしれない。
人から賞賛されるようなことも、それがいいことかどうかなんてわからない。何をもって、いいか悪いかなんてわからない。
「いいか悪いか」、「正しいか間違ってるか」
他人の答えを軸にしてたら、わからないんです。
だから、行動の理由はいつも自分に置くようにしています。
やりたくて仕方ないことをやる。
なんかわからんけどやりたいと思うことをやる。
やりたくないことはしない。
直感、自分の腹の底から思う気持ちを道標にする。
その先に、あの不登校コミュニティのイベントで会った、この世の終わりのような顔した親が、「あれ、そんな考え方もあるんだ」って力を抜いてくれたら。そんな親を見て、子どもが、絶望しなくていいんだって思ってくれたら。めっちゃラッキーです。
もっと欲を言えば、ママパパたちに笑ってもらうのが一番好き!ときめきます。
これも自分のためのなんだけど。私は親に笑って欲しかったのだと思う。子どもの頃は、みんな親が好きなんだよ。好きだから嫌われたと思うとこじらせちゃう。そして落ちちゃう。テレサになっちゃう。
そんなわけで、川口がマザーテレサじゃなくて、どちらかというとテレサなのわかってくれたかな?
今日も、隙あらばゴロゴロしながら、自分の欲のためにせっせと働きます!
川口真目(@kawaguchi_masami)
この記事に書いた破天荒祖母の話はこちら
両親の話はこちら
落ちまくってた時代の話はこちら↓
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