年の瀬も迫り、慌ただしい日々をお過ごしのことと存じます。当神社でも新年を迎える準備を着々と進めております。今回は年末年始の神事や行事についてご案内いたします。
年末年始の神事や行事のお知らせ
年内(令和6年)
新年(令和7年)
ご家庭での年越し準備
新年を迎えるにあたり、歳神さまをはじめ、様々な神さまのご守護をたまわる準備はお済みでしょうか。日本では伝統的に炊事場や水場など家の各所に「幣束」をおまつりする慣わしがあります。
幣束は神さまが宿られるもの。正月用の幣束・祓具は総じて「釜〆」とよばれています。かつてカマドで炊事をしていた頃は、正月にカマドを閉じて使わないようにする風習がありました。これが釜〆の語源とされます。
神棚のお神札や釜〆は、年末に新しいものへ取りかえるのが慣例です。当神社でお頒かちしている釜〆は神職が一つひとつ手作業で奉製したものです。ぜひお神札と併せて新年の準備をお進めいただければと思います。
釜〆の種類
お神札・お守りの頒布
新年のお神札、お守り、縁起物(巳年の矢、絵馬、おみくじ、置物、土鈴)は、12月1日より頒布を開始しております。
なお、初詣期間限定印(開運雲菱の社紋)の御朱印紙は、元日~2月3日までのお頒かちとなります。
※役目を終えた古いお神札やお守りは、一年を通して神社へお納めいただけます。
ご参拝の皆さまへ
お正月期間は神社周辺が大変混雑いたします。お越しの際は、公共交通機関のご利用にご協力ください。
さいごに、当神社の独特な正月飾りについて少しご紹介いたします。
当神社では、一般的な門松の代わりに清らかな若竹を束ねた正月飾りを設えています。これは、「正月の酒宴の帰りに門松の松葉で氷川の神様が目を傷つけた」という伝説に由来しています。実は境内には松の木が一本もなく、「松を植えても育たない」とさえ言われています。
ぜひご参拝の際にご覧いただければと思います。新しい一年が皆さまにとって幸多き年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。