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四季の彩を楽しむ-鯛みくじ-

見えない力のお導きをうかがうおみくじ。川越氷川神社では、「めでたい」ことの象徴である鯛の張り子におみくじを入れた「鯛みくじ」をお頒かちしております。

しっぽの部分におみくじが入っています

鯛みくじは「釣るおみくじ」。縁起のよい柄である 青海波せいがいは文様の桶に入った鯛を、専用の釣り竿で釣っていただきます(1匹300円)。

 青海波せいがいはとは無限に広がる波の文様。未来永劫の幸せと、平安な暮らしが続くようにという願いが込められた柄です

思った色が釣れなくても、それもまたご縁。鯛の張り子も縁起物ですので、どうぞお持ち帰りください。

境内を彩る、鯛みくじの色

鯛みくじには、「一年安鯛みくじ」と「あい鯛みくじ」の2種類があります。全体運を知りたい場合は「一年安鯛みくじを」、出会い運や相性を知りたい場合は「あい鯛みくじ」をお選びいただくとよいかと思います。

一年安鯛みくじとあい鯛みくじ

平成22年(2010)から始まったこのおみくじも、今年で15年目。
今回は、季節にあわせた様々な色の鯛みくじをご紹介していきたいと思います。

通常の一年安鯛みくじは赤、あい鯛みくじはピンク

新緑の頃

瑞々しい若葉が風に揺れる、新緑の季節。思わず空を見上げたくなるこの時期には、鎮守の杜の彩りにあわせた鯛みくじを頒布しております。

一年安鯛みくじは、常緑樹の深い緑色である「常盤木ときわぎ」。あい鯛みくじは若葉の明るい緑色である「 萌木もえぎ」。

新緑の色をモチーフにした鯛みくじ

令和元年(2019)よりお頒かちしている常盤木の一年安鯛みくじは、「新たな御代が常盤木のごとくいつまでもお栄になるように」との祈りも込めております。

常盤木ときわぎの一年安鯛みくじ

紫陽花の頃

雨に濡れる紫陽花が美しい季節。一年安鯛みくじは「藤色」。そしてあい鯛みくじは「薄藤色」。

境内に咲く紫陽花
薄藤色のあい鯛みくじ


令和6年(2024)は風車とあわせ、濃淡様々な紫陽花色が境内を彩りました。

藤色と薄藤色の組み合わせの風車

清夏の頃

暑さが厳しい夏の頃。境内で少しでも涼を感じていただけるように、この時期は水色や白の鯛みくじがございます。

水色の鯛みくじ

鯛みくじや風車の色は毎年変わりますが、その多くは初夏から真夏にかけての空や太陽を思わせる色合いです。

年によって色合いが異なります

紅葉の頃


木々が色づく秋には、紅葉を連想させる色合いの鯛みくじを。

秋限定の御朱印と鯛みくじ


淡い橙や朱色、黄色など、山々を染める鮮やかな鯛が桶に並びます。

紅葉の葉を思わせる鯛みくじ

新春の頃

年の始めには、お正月限定の鯛みくじがございます。

令和7年(2025)、お正月限定色として黒の鯛みくじを頒布いたしました


これに加え、1月は新成人向けに「将来安鯛みくじ」を頒布しております。この鯛みくじに書かれているのは、すべて大吉です。

新成人の方へ。将来安鯛みくじ


新成人に洋々たる将来を。苦難に負けずに朗らかに、さまざまな人とのご縁を大切にしつつ国と地域を立派に背負っていかれることをお祈りし、成人お祝いの言葉を記しております。


大鳥居の色である朱色と空の水色、土の色であるベージュの風車

鯛みくじをはじめ、風車、風鈴など様々な色に溢れております。

四季を色で感じる。当神社にいらした際には、季節の移り変わりを五感で味わっていただけますと幸いです。






 

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