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時には途中下車を。

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

昨日のことである。仕事が終わり、ちょうど帰る時間帯ってときに、電車がひどく遅延していた。

地下鉄のホームには長蛇の列。やっと来た電車もすし詰め状態。さながらコミケの満員電車を思い出すレベル。

只でさえぎゅうぎゅう詰めで、しかも仕事終わりのタイミング。早く家に帰りたいと苛立ちが垣間見える人々の姿。

一応電車には乗れたけれども、いつ動くかも分からぬ状況。いつもなら10分程度の区画だが、何分足止めを食らうことやら。

振替輸送のアナウンスが鳴るや、一斉に電車を降りて目的地へ向かう人たち。

その人々の流れを横目に、出口に向かうことを決めた。

こういう時は、急がずビールでも飲んで、状況が変わってから帰宅するに限る。

幸いなことに、ダグラス・アダムスの「銀河ヒッチハイク・ガイド」河出書房新社は佳境を迎えている。

ついに『生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え』が明かされるって時。

このままビールと伴に、一気に読了してしまうのも悪くない(結局、昨夜は読み切れんかったけれどもね)。

でも、仕事終わりに出先で本を読む時間をつくるのも、良いものですよね。自宅だと、つい睡魔に負けてしまうこともあるから。

そもそも私の場合は、家に帰ったとて誰かが待っている訳でもなく、見たいドラマがあるわけでもなく、家に帰ってやらねばならぬ仕事や作業もない。

ついでに言うと、平日の夜はほとんど予定がない。スケジュールはいつも真っ白さ。

人によっては悲しい事実と捉えられるけれども、つまるところ、急いで帰る理由がない。

普段も思うのだが、何故に1本の電車を乗るために、そう階段を掛け降りる必要があるのだろうか。

そりゃ遅刻しそうな時とか、出勤時間の関係ならば、私も急ぐことはあるけれども、帰りの電車を逸る気持ちがあまりない。

だってまだ終電には早い時間ですぜ。これから熱海にでも行くならば分かるけれども。

とにもかくにも、こういう「自分ではどうにもならない状況」になったとて、ゆったりする心のゆとりが大事なんじゃないかと。

そんな独り身の独り言。それではまた次回!

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川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家
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